魔術王事件 (講談社ノベルス)

魔術王事件 (講談社ノベルス)

寒そうな犯罪

 『悪魔のラビリンス』の続編。次作『双面獣事件』と合わせて読むと良いだろう。  新書・二段組で778頁という驚異の厚さ。だれずに最後まで引っ張っていく構成力はさすが。それでも、読み終わったときにはグッタリ疲れてしまった。恐ろしい本だ。  プロットが巧み。次々と不可能犯罪が行われるのだ。二階堂蘭子が『双面獣事件』にかかりきりで介入してこないこともあり、魔術王のやりたい放題。面白いように事件が起こる。結末への期待は高まるばかり。   トリックは、いくつも使われているのだが、いまひとつのが多い。ひとつだけ、驚天動地のがあるが、うーん、やりすぎのようにも。 2007年には上下巻に分冊されて文庫化しているので、そちらを買う方が良いかも知れない。手が疲れないと思う。

≪ゃ荐篋

2007年05月21日 22時15分 / The World Is Made Out Of Entertainment mephistoawardfan.blog12.fc2.com
【ミステリ】魔術王事件
魔術王事件 二階堂黎人 講談社ノベルス 「つまり、恋慕・嫉妬・憎悪・復讐の四つが、人を犯罪へと走らせる最も重い動機とされているわけです。」 二階堂蘭子シリーズ7作目。 ようやく最新作まで追いついた。 ラ ...