みる わかる 伝える

みる わかる 伝える

いかに暗黙知を表出させ、それを皆に伝えるかが鍵

物事の見方、それの理解の仕方、そして自分の中で理解した知識を他人に伝える方法について書かれた本です(タイトルそのまんま)。 この中で興味を引いたのは「暗黙知の表出」と「伝える」の2つ。 暗黙知は簡単に言えば「お前、知ってて当然だろ?」といったこと。そしてそのことについて質問したら「お前何言ってんだ?知ってて当たり前だろ!」「お前、バカ?」と怒られるような知識です。大抵のトラブルや情報の伝達ミスは、この暗黙知にあると思います。 ただ、現実問題としてそういう暗黙知は共有されることはなく、「他人と差別化するための知識(思い込み)」としてその人の中に囲い込まれる場合が多いと思います。それを打ち壊すことが「みる わかる 伝える」の鍵だと思います。 そして伝えるについては「いかにして相手に伝えるか」ではなく「相手が欲しいと思う状況を作り、そして伝わったかどうかのフィードバックを行うこと」とあり、山本五十六の「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」という語録と言っていることは同じだと思いました。 ニュースになるようなトラブルや事故に限らず、仕事上のトラブルやミスが発生した場合、それをこの本に書かれていることに当てはめて考えてみると、何に問題があったのか、どうすれば解決できるか、その道筋を見つけることができるのではないかと思います。