巴里・妖都変―薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)

巴里・妖都変―薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)

「オーホホホッ!」は、小早川奈津子さまの専売特許ではありません。

 薬師寺涼子シリーズを初めて本書で読みましたが、ヒロインはまるで「創竜伝」シリーズの『小早川奈津子』の正義?バージョンキャラを思わせ、彼女の痛快無比の活躍に好感が持てました。パリ、謎の怪物、錬金術、アニメオタクに美人で凄腕のメイドさんと、心くすぐらせる材料を上手くまとめている点も面白く、風刺にきいた文章もあって一気に読めました。主役が男性陣という作品が多い中、やや敬遠していたかもしれず、もっと早くにこのシリーズを読んでいたらと思いました。、本書を含め『お涼さま』には、これからも大活躍していただきたいものです。本書とも微妙に関連しつつ、声優の川村万梨阿による解説「お仏蘭西国におけるアニメコンベンション見聞記」は爆笑です。