安南の王子 (集英社文庫)

安南の王子 (集英社文庫)

十代のバイブルでした。

十代の、所謂青春時代に感じた、気まぐれの様にふっと心を掠める重苦しいけどちょっぴり甘美でもある「死」のイメージ。それを丁寧に具現化した作品集です。言葉にならないもどかしさを感じている十代の方に読んでいただきたいです。梶井基次郎の「檸檬」に共感する所が大いにある!!と言う方は必読!特に表題作は恍惚に浸ってしまうほど美しいです。