クアトロ・ラガッツィ―天正少年使節と世界帝国

クアトロ・ラガッツィ―天正少年使節と世界帝国

信長は何故殺されたのか

主役は、当然4人の少年(クアトロ・ラガッツィ)であり、中世日本のキリシタンであるが、信長、秀吉についての新しい歴史書でもある。信長は、内裏に唆された光秀により暗殺されたと著者は推測する。信長が(義満も同じことを試みたように)自らが唯一の権威になろうとしたためだろうという。信長は、自分が神、即ち、天皇に代わる存在となることを目指していた。自分では神など信じてはいなかったのに。もし信長が生きていたなら、日本はどんな国になっていたのだろうか。 日本のキリスト教殉教者の数は、ローマ帝国に次ぐものだという(著者はホロコーストと呼んでいる)。数十万人が殺害されたが、皆喜んで殉教していった。何故か。日本のキリシタン史は、江戸幕府によって書き換えられているため、日本語の文献は殆どない。4少年についても現代の日本では知られていない。しかし、この本によって、日本にも無名だが沢山の立派なひとたちがいたことを教えられる。 もし信長が生きていて、キリスト教が日本全土に浸透していたならば、日本の近代化(産業的な近代化ではなく、個人の自由を基盤とする社会という意味で)はどうなっていたんだろうか。 もっと早く読んでいれば、良かった。

FC2違若吟若ャ

2006年09月03日 23時19分 / Naoki99 naoki99.blog54.fc2.com
5剛賢5
枕になりそうなほど 分厚いけど読み応えがあります。

≪ゃ荐篋

2007年08月18日 21時03分 / パンダ書林 pandalibrary.blog108.fc2.com
分厚いっ!!
クアトロ・ラガッツィ―天正少年使節と世界帝国若桑 みどり (2003/10)集英社 この商品の詳細を見る これは素晴らしい本です。歴史好きなら読んで損はありません!!550ページという分厚さと重さに一瞬たじろいで ...