おめでとう

おめでとう

好きな描写にうっとり

 最近、おんなのひとの魅力にとりつかれている。  川上弘美さん自身はもちろん、彼女の作品の中の魅力的な女性に、とりつかれているのだ。  「春の虫」など、暗記できるかと思うほどに何度も読んだ。好きな描写が何度も出てくる。 「さきほどショウコさんを羨ましいと思う以外の余分な気分がきゅうにおしよせてきた」私は記憶だけで書いているのですが。  ものすごく好きな描写です。  一体、どういう気分なのか。考えても、その場にいて、感傷に浸らねばきっとわからぬ感情であるのかもしれません。そう考えたら、川上弘美のせかいに入り込み、そういう感傷に浸りたい。そう思いました。  彼女の短編は本当にうつくしい。