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九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)

九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)

待たれる復刊

「九百人のお祖母さん」に収録されている短編は、意図的かもしれないが、 後半に行くほど、どんどんタガが外れていく気がした。 収録順については、浅倉久志氏が読後感を損なわないよう配慮されているので、 それは間違いないかなと思う。印象的なのは、やはり表題作。 そして、中でもとりわけナンセンスなのに好感度が高かったのはラストの「千客万来」。 「日の当たるジニー」は奇想小説の最高峰っていう感じ。 関西弁の「ブタっ腹のかあちゃん」、なぜに関西弁!? すごい面白いですわ。 ゼッキョー、ゼッキョー!の「町かどの穴」はシュールでドタバタ! そしてひとつ気がついた。ラファティの書く物語の、ちょっと常識とのバランスがずれている この感覚は、ムーンライダーズの詞に近いものがある。 個人的にはそう思った。同意が得られるかどうかは自信がないが、そんな気がした。 うーん、なんかめちゃくちゃ個人的な書評になっちゃったなぁ。まぁいいか。 (追記:2008年夏に復刊されました! よかったです)