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抒情の奇妙な冒険 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
- 早川書房
- 2008-03-20
- 174361篏
- ¥ 1,365
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- 若吟若帥:抒情の奇妙な冒険 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
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おもしろいが少し蕪雑:解説は噴飯
笹氏の短歌は、前作「念力家族」を繙いてわかるように一見奇を衒うように見えて繊細な作品に満ちている。今回は時代背景がはっきりしている分、私などの世代には題材が見えやすい。それだけに、なのかもしれないが、言葉の使い方、ことに口語と文語の組み合わせに何か蕪雑なものを感じてしまう歌があちこちにあって、少し悲しい。 しかし何より問題なのは巻末の栗木京子氏の解説である。「ジョジョの奇妙な冒険」も読まずに(ネーミングの由来は教えられたらしいが、それでも読んでいないとみえる)、この歌集について云々すること自体疑問符がつく。この歌集はそれぞれ個別の主題とも言える事項、たとえばジャミラにせよメトロン星人にせよ生方アナにせよケイシーにせよ、それらに対する理解がなければ殆ど成立しないのだから。読解力そのものはどうかというと。ペーパーを買い損ねたる伊東家のトイレに垂れる一筋の縄 の「縄」が「水洗のために引っ張る紐だろうか」なんて書いてある。もちろんこれは、昔、紙が貴重品だったころに田舎であった排便後に尻を拭くための縄のことであるし、そうでなければこの歌は意味を為さない。大体「紐」と「縄」の区別を理解せずして、「細部へのこだわりが独特」などと言えるのが凄い。 歌集として星4つ、解説で一点減。












