昭和恋々―あのころ、こんな暮らしがあった (文春文庫)

昭和恋々―あのころ、こんな暮らしがあった (文春文庫)

残念ながら実感は出来ないけれど

 作家の山本夏彦氏と、演出家で作家としても知られる久世光彦氏は、ともに近年なくなられた。彼らの連載の乗っていた月刊「諸君」を買うことも無くなった(原因は他にもあるが)。   このい二人が、「諸君」の連載中に、「戦前の昭和」をしばしば取り上げられた。  サンフランシスコ講和条約後に生まれた「アプレゲール」に分かるはずもないが、祖父母から聴いた話と一致している。  世間には、戦前の昭和の20年間は「真っ暗だった」という論評があるが、庶民は、仮に国家の一大事が身近に迫っていても、毎日「真っ暗」で暮らすはずがないと思っていたが、この本で、そのとおりであったことが確認できた。  「戦前の昭和は真っ暗だった」という進歩的文化人、東京裁判史観に支配された現在の日本の教科書に、この本を副読本としてつけてあげたい。

≪ゃ荐篋

2007年07月20日 14時15分 / 本からの贈り物 milesta.blog72.fc2.com
『昭和恋々―あのころ、こんな暮らしがあった』 山本 夏彦、久世 光彦
昭和恋々―あのころ、こんな暮らしがあった (文春文庫)山本 夏彦、久世 光彦 他 (2002/06)文藝春秋この商品の詳細を見る 祖父の世代の山本夏彦氏と父の世代の久世光彦氏が、懐かしい昭和の情景を切り取った随筆を ...