銀の鬼(上) (ソノラマコミック文庫)

銀の鬼(上) (ソノラマコミック文庫)

一度は読んでほしい名作

少女ふぶきと、千年以上生きている鬼の十年(とね)のサスペンス恋愛物語。 この世界の鬼とはつらい思いをして死んだ人間の亡霊のようなものであり、そのために女性ばかりをねらってその心臓を喰らう殺人鬼であり、現実世界の連続殺人犯もこのような心理状態にあるのではないかと推察される。しかし、鬼退治をするはずの人間たちが、ふぶきのおかげで更正しつつある十年を愛憎の果てに追いつめるうち、冷酷な人間へと変貌する様が恐ろしい。特にのちにふぶきの親代わりになる流也の変貌ぶりは現実にあり得そうで恐ろしい。 その一方、どんなに邪悪に染まったとしても良心は残っており、そのおかげで犯罪を犯すほどに孤独が深まるという所は本質をついていると思う。特に最後のあたりのレイコと十年の会話は秀逸であり、この作品を名作足らしめている。上中巻を買う余裕のない方も、下巻だけでも一度は読んでみていただきたい。 個人的に、人間は生き返らないので殺人は償う事はできない罪だとは思うが、それでも己の罪を悔い改めることで犯人の魂が救われれば、同じ悲劇を繰り返さずにすむのではないかと感じた。 ただし、続編に関しては別物と考えた方がよいかもしれない。(その辺は好みがわかれるところである)

≪ゃ荐篋

2007年02月04日 19時42分 / ターゲット・ロック・オン☆ moeda.blog4.fc2.com
「新・銀の鬼」。
「復刊ドットコム」というサイトをご存知でしょうか。 簡単に言うと、復刊を希望する人の票を集め、すでに絶版となって入手不可になってしまった本などを復刊させる交渉を行い、うまく行けばそれを復刊してもらえる ...
2006年12月06日 10時06分 / しろねこにっき - ちびしろといっしょ - shironya.blog77.fc2.com
【マンガ】懐かしマンガ
銀の鬼(上)茶木 ひろみ (2006/03/18)朝日ソノラマこの商品の詳細を見る 好きになった相手(美形担任教師)は実は人を喰らう美しい鬼、十年(とね、と読む)。 十年を殺そうと集まり始める主人公ふぶきを取り巻く人 ...