あした花になる (のびのびえほん)

あした花になる (のびのびえほん)

願いは祈りに変わる

いもとようこさんのHPで知って、美しい絵とお話に惹かれて購入しました。 いもとさんといえば、あのかわいらしい絵ですが、お話が素晴らしく HPで読んでいる時に涙が…。 蘭の美しさと、かまきり時代のマンティスの健気さ、表紙で「花かまきり」に なれた安らかな表情のマンティスの対比がたまりません。 暴れん坊のかまきり「マンティス」。美しい蘭に憧れて、「どうかあの花に 似合う体にしてください。お願いします」と祈り続ける場面で泣けてしまいました。 私はこんなにまで願い、祈り続けることはあったかな?と自分を省みました。 現実での願いは叶うことが少ないから、だからこそこの物語に惹かれるのかも しれません。 一身に願い続けて、やがてそれは祈りに変わる。 一億年もの長い長い歳月を経て、彼の願いは叶いました。 強く願い続け、身も心も美しくありたいと祈るマンティスの一途な気持ちは 純真な子供の気持ちに通じると思います。 書店などに置かれていることは多くありませんが、もっと評価されて欲しい 佳作です。