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死んでいるかしら

死んでいるかしら

生真面目な顔で、無茶苦茶なことを

てれんてれんと続く、長いセンテンスが心地よい。彼の訳した文章が好きな人は、まず文体だけで快感を得られるだろう。本は内容なんか二の次、読んでいてキモチイイかどうかが最優先、という人にはとくにおすすめ。 とはいえ、この本の内容は二の次にする必要がない。さまざまな作家の名文が引用されて、次にこれを読もうという気になる。ごく短い小説みたいな章もある。いずれも、およそ無茶苦茶な理屈や事象や空想を妙にさらりと読ませる。語り口が生真面目だからこそ醸し出されるおかしみがある。