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古典落語 志ん生集 (ちくま文庫)

古典落語 志ん生集 (ちくま文庫)

「女房ッてものは、シャツの三ッつ目のボタンみてなもんだ」

「女というものは、実にどうも、  あんまりやさしくすると、図にのぼせちゃう。  といって、小言を言やァふくれちゃうし、  なぐりゃァ泣くし、  殺しゃァ化けて出るッ」 ●『お直し』より 「チィーン、  なァ……むあァ……みィい……だァーあッ……  金魚ォきんぎょ……ォ  きんぎょ、三ィきんぎょ……ォ、  最初の金魚ォ、いいきんぎょォ  なかのきんぎょォ、出目金魚……ォ」 ●『黄金餅』より 「自分を落っことしたって金は落っことしません」 ●『火焔太鼓』より 「もし当らなかったら、うどん食って寝ちゃわッ」 ●『宿屋の富』より 「あの三匹の犬も、  あのメス犬から  起請、もらったかしら」 ●『三枚起請』より 「オマエさん、あの人と、  どうして一緒ンなってんの?」 「だって、寒いんだもん」 ●『風呂敷』より 「心中の前に、  暇乞いをすましちゃおうじゃねえかッ  あの世ィ行っちゃうと、  化けて出てくんのも、たいへんだもの」 ●『品川心中』より 「こんばんわァ……  少々うかがいますがァ……  この辺に草井平助さんてェ人いますかねェ?」 ●『締め込み』より 「こォんな結構なお嬢様を……  嫁に貰わないなんてェことがあるもンですか、  あの人が断るンなら……あたしが貰うよ」 ●『井戸の茶碗』より 「堅気の職人はなァ……  一ッ粒いくらッて汗たらして、稼ェでるんだ」 「あ、そおォ、一ッ粒いくらッて汗ね……  ふゥン……じゃァ、夏のほうがもうかるね、  汗がドッサリ出るから」 ●『首ったけ』より 「夜中に縁側の障子が、ひとりでに開くのかい?  そいつァありがてえなあ。  夜中に小便するなら、  つゥゥッと開いた時に、行くことにすらァ」 ●『お化け長屋』より 「お酒の好きな人が、夢で一升を拾って、  たいそう喜ンで、火ィ熾こして、湯ゥわかして  熱燗をしようと思ったら、目が覚めてしまった……  “あぁ、冷酒で飲んでおきゃァよかった”」 ●『親子酒』より 「オレなんざァ、若いときにゃ、  女に囲まれて、しょうがなかった……  町内歩いたって、女の間ァ、  “ごめんなせェ、ごめんなせッ”  と通ったもんだ……  ……車ァ引いてたけども……」 ●『宮戸川』より 「オレんとこの親父は、シワが多いから、  顔中で笑うんだァ、しょうがねえ、  シワが笑ってんだか、顔が笑ってんだか」 ●『六尺棒』より 『疝気の虫』『お茶汲み』『泣き塩』 『搗屋幸兵衛』『錦の袈裟』 『坊主の遊び』『しじみ売り』 『もう半分』『猫の皿』計23席