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分別と多感 (ちくま文庫 お 42-6)
- 筑摩書房
- 2007-02
- 23503篏
- ¥ 1,575
- Amazonц括完荀
- 若吟若帥:分別と多感 (ちくま文庫 お 42-6)
- 違с膣剛(FC2違若吟)
観察眼が光る大長編
昔映画で観たこの作品を、いつか原作で読んでみようと何年も思っていた。今回、手軽な文庫版が出て、 通常の文庫の2倍くらい高価ではあるものの文字も文章も読みやすそうだったので購入した。 『高慢と偏見』も有名なジェーン・オースティンによるこの作品は、Sense and Sensibilityという原題に沿って、 Senseを体現する理性的な姉エリナーとSensibilityを表す多感な妹マリアン姉妹の恋愛を中心に描く。 エリナーは口下手で不器用だが優しい好青年エドワードと、マリアンは物語の主人公のような情熱的でかっこいいウィロビーと、 それぞれ親交を深める。しかし、姉妹は父親に死なれたばかりで、父親の先妻の息子夫婦にもあまりよくしてもらえない。 それなりの生活が出来る程度の経済力で、屋敷を出てこじんまりしたコテッジで暮らしている状況である。 エドワードは大資産家の息子だが、厳しい母親の同意した素晴らしい相手と結婚しないとお金はもらえなさそうだ。 一方ウィロビーとマリアンは、人目をはばからぬ熱々ぶりで、周囲の人は婚約を確信。しかし、もう35になるブランドン大佐も、 マリアンを見た瞬間から愛していた。しかし真面目で陰気な大佐はエリナーに尊敬されるもウィロビーやマリアンに疎んじられる。 主人公姉妹をとりまく人々が、利益追求型だったり、意地悪だったり、思慮分別を欠いていたり、無教養だったりすることもあって、 二人の恋愛はなかなかスムーズに運ばない。登場人物たちの意外な性質や隠された過去が明らかになっていくにつれて、話は二転三転する。 主に自制心のある姉エリナーおよび筆者自身の視点に基づいて、登場人物らの会話や性質が詳しく活写される。 時に、女同士のおしゃべりが多く冗漫に思える部分もあるが、エリナーの冷静な人間観察は面白く読める。 また、人間一般についての筆者による鋭いコメントもそのなかにちらりと混ぜられていて、人生を客観的に見詰めた筆者の姿が窺える。
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- 2008年07月19日 13時27分 / マイベストブックス booksmyread.blog62.fc2.com
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分別と多感 (ちくま文庫 お 42-6)
分別と多感 (ちくま文庫 お 42-6)中野 康司筑摩書房 発売日: 2007-02 定価: 1,575 円 特 ...












