聯愁殺 (ミステリー・リーグ)

聯愁殺 (ミステリー・リーグ)

これしかないが…

 見ず知らずの男に殺されそうになった女性が、謎好きの集まる会合・恋謎会の面々に、どうして自分が狙われたのか、推理してもらうというミステリ。  無差別に見える連続殺人、犯人はどこに消えてしまったのかなど、不可解な謎の提示はうまい。推理合戦のなかで次々と新事実が発見され、仮説が塗り替えられていく過程も面白い。  そして最後に、これしかないという結末が明らかになる。納得させられる。これまでのモヤモヤや矛盾、謎が一挙に明らかになる。カタルシスとしてはなかなかのもの。  ただ、これはこれでガッカリという気もする。裏切りというか、フェアでないというか。  途中の推理合戦がダラダラしすぎている点もマイナス。