M&A最強の選択

M&A最強の選択

これだけ読んではダメだろう

弁護士の無難な法律解説はあまたあるが、本書は、実務家が日本という前提で事案を解説していくもの。最初のDD関連部分の説明などは、どうかな(あってもいいが)と思うが、あとの部分の具体的なケースについてのコメントはなかなか面白い(MBOは資金返済のため再公開が前提といった割り切ったコメントは重要である)。税務や会計、関係法規の細かいことは期待してはダメ。また、M&Aの宿命というべきか、敵味方好き嫌いがきまってしまい、同じようなことをやっていても、嫌いなやつのことはぼろくそに書き、身内については絶賛するのは、あまりいただけないので☆4つ(でもアメリカのこの点の本よりまし)。