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ZENO(ジーノ)
- EMIミュージック・ジャパン
- 1993-10-20
- 185920篏
- ¥ 2,345
- Amazonц括完荀
- 若吟若帥:ZENO(ジーノ)
- 違с膣剛(FC2違若吟)
壮大な人間賛歌。完璧なアルバム。
元SCORPIONSのウリ・ジョン・ロートの弟、ジーノ・ロート(g)がリーダーのメロディアスHRバンド。FAIR WARNINGのウレ・リトゲン(b)が在籍していた事でも知られる。特徴は色々あるのだが、まず真っ先に言うべきは、楽曲の素晴らしいクオリティだろう。マイケル・フレクシグ(vo)の驚異的な声域を活かした、ダイナミックかつ叙情的なヴォーカルラインを中心として、各メンバーが「よりドラマティックに、より美しく!」と一体になって楽曲を盛り上げている。FAIR WARNINGからPOP色を抜き、ドラマ性、叙情性を増したような音楽性、と言えばお判り頂けるか。歌詞では、いわゆるラブソングは少なく、自然や神、天使などを取り上げた「賛歌(アンセム)」的なものが多い。特に後半の(7)〜(10)の4曲は、哲学的でもあり、シンプルな言葉の中に、人間・自然・神への普遍的な愛を歌い上げている。どの曲もポジティブなエネルギーに満ちており、聴くと心が洗われて、元気になること請け合い。演奏面について。マイケルの超絶ハイトーン・ヴォイスがバンドの色を決定的にしている。マイケル・キスクやトニー・ハーネルとも違う、どこかユーモラスな個性的な声で、ZENOのポジティブな音楽性に、見事にマッチしている。リーダーであるZENOのギターは、粘っこく官能的なエロスを感じるもので、ともすれば枯れすぎになりがちな音楽性に、生命力をプラスしている。ウレのベースは、FAIR WARNING時代よりもずっと生き生きと自由自在に動き回るラインが魅力的で、2ndギターのような存在感を示している。間違いなく、彼のベスト・プレイ。結論。完璧で言うことのないアルバム。でも売れなかった。あまりに素晴らし過ぎ、あまりに美し過ぎたために、当時の大衆の理解を得られなかった。












