ロッキー(1)

ロッキー(1)

燃えるサントラをお探しの方は是非

 このサントラに食指を伸ばしている人は例外なく映画を見ており、『ロッキーのテーマ』を聞くだけでも大満足という向きの方も多いのではないでしょうか。  確かに音楽単体でも素晴らしいのですが、もう一度映画を見直して、映像とメロディーとのマッチングを確かめてみて下さい。  なかでも白眉なのはアポロとの試合の第2R終了後から第14R終了後まで流れる『ロード・ワーク』です。  試合が徐々に盛り上がる所から時を同じくして流れ出し、苦戦を表現するかのような暗めのメロディーを経て、ダウンのシーンで音楽も最高潮に達するわけですが、まさにロッキーとアポロ演じる肉弾ミュージカルです。 ダウンした所で、悲壮な雰囲気を漂わせてはいるもののヒロイックな音楽が流れるのは『?』とも思ってました。  が、ミッキーの『もういいから寝てろ』という案ずる声もロッキーにとってある意味では敵で、孤独なリングの上で頼れるのは自分(とエイドリアンへの誓い)だけという状況と心情にピッタリです。  そして試合終了直後のピアノのソロとロッキーのテーマの静と動の対比。最高です。