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Summer Love
- EMIミュージック・ジャパン
- 1995-07-26
- 108068篏
- ¥ 2,548
- Amazonц括完荀
- 若吟若帥:Summer Love
- 違с膣剛(FC2違若吟)
ORIGINAL LOVE SUMMER SIDE COLLECTION
田島貴男の声は照りつける太陽の陽射しのようである一方、元々ピチカート・ファイヴでレコードデビューした頃は汗知らずのスーパー・スイート・ソウルと呼ばれたくらい、極めて涼しく透明な声も出せる稀有のヴォーカリストです。だからリゾート・テイストなこの企画作品では世の中の“夏アルバム”とは一味違う、Hot&Cool両方の声色が駆使され夏の様々な湿度を喚起させてくるのです。2「スクランブル」なんて当にパーカッションのきいたアッパーな高揚曲ですが、田島氏の声もコーラスも極めてひんやりとした温度の声なので、涼しいんですね。 夏の熱さと涼が一曲の中で並存している音楽というのは実にオシャレだと思います。またそれを可能にするのは田島氏の声だけでなく、初期OLという創作集団のアシッド・ジャズにおけるハイセンスによるところが大きいわけでして、夏のラウンジ、カフェに流すにはぴったりな作品ですよ。 曲間には時々さりげなく細波の音が入れられています。それが全ての曲に不思議な秩序を与え熱い曲もアンビエントな曲も均一にし、波音の中の夢にしてしまうよう。というのも8「愛のサーキット」のように陽炎がほむら立つ妖しいロックと9「二つの手のように」や7「Without You」のような涼しい曲が違和感なく鼎立しているのですから。全体の統一感、選曲、曲順かなりうまくまとまっている作品でした。 因みに今作のホットナンバーは、シーツを汗で濡らすような熱さが多いですね。8なんかじわりじわりと湿度が高まってゆく官能があります。また名曲9「Deeper」は妖艶な夜の幻想に宿る熱さと、大人のクールさ両方を当に兼ね備え、奥へ奥へと落ちてゆくフィリー・ソウルです。 夏はレゲェやサザン、チューブなど底抜けの明るさにノリノリになるのもいいですが、インドアでこういう知的な詞とアシッド・ジャズが誘う官能的な時間に揺られてみるのもいいと思いますよ。

