オテロ*歌劇

オテロ*歌劇

すごいです。(でも、画質が…。)

デル・モナコとゴッビの火を噴くような歌唱は、本当にすごいです。それにトゥッチだって、素晴らしい歌を聞かせてくれています。(特に第4幕では、美しいピアニッシモで伸ばす事、伸ばす事。)キャスト全員が驚くほどの熱意で行った演奏だと言う事が、よく分かります。また、指揮者が良かったのでしょう。N響も大健闘です。きちんとイタリア・オペラらしい、緊迫感あふれる演奏をしています。音声は、同時録音したラジオ放送用テープによる音源使用で、モノラルながら、この年代のライブという事を考えると、決して悪くない音質です。この奇跡的な名演の素晴らしさを十分に味わえます。ただ残念なのは、画質がそれ程改善されていない事でしょうか。歴史的に大変貴重な記録なので、あまり贅沢は言えませんが、このDVDに使用されたマスターは、以前に発売されたレーザーディスクと同一のようです。できればフィルム素材まで戻って、少しでもデジタル修復をしてもらいたかった、と言うのが素直な感想です。特にフィルムのコマ間のがたつきは、最近のDVDで復刻された映画を見慣れている私には、正直な話、かなり苦痛ですね。NHKアーカイブスで使用している修復技術を使えば、大幅に見やすくなると思うのですがねぇ。その点が、ちょっと残念ですね。