ビヨンド・サイレンス

ビヨンド・サイレンス

ドイツ文化の優しさの部分を伝えてくれる良作

● 主人公の少女ララと聾唖者である両親(特に父親)との心の交流及び葛藤を、彼女が小学校3年生時とギムナジウム最終学年(18歳)時のエピソードを中心に、描いている。● ララは、小学校3年生のときのクリスマスで、クラリネット奏者である叔母から、彼女が幼少の頃に使ったクラリネットをもらったことがきっかけで、クラリネットに魅せられていく。しかし、そのクラリネットは、ララの父親にとっては、大人になっても許すことができない哀しい思いでの品であった。● そのような状況であったから、父親は、成長したララが音楽学校を受験することを快く思っていない。また、聾唖者であることから、娘が自分には理解できない道に進むことが寂しい。この父親が最後には、理解を示してくれる。このラストシーンは、感動する。● ドイツ映画界は、子どもを扱う映画が得意だ。タティアーナ・トゥリープの可愛らしさやおませな感じには、脱帽する。雪や風や月がどのような音を立てるのかと聞く父親と手話で話す場面は、あまりに美しく涙がこぼれた。映像も美しく、ユーモアやヒューマニティが丁寧に採用されている。まるで、雪降る夜の窓辺に置かれた小篭、温かい飲み物と甘いクッキーといったイメージで、夢を運んでくれる。これも確かに、ドイツ文化の一面なのであろう。● どぎつくはないが性的描写も出てくるので、何歳からの鑑賞が適切かは、ご家庭の判断にお委ねするところだが、中学生ぐらいからのファミリータイムの鑑賞にぜひ加えていただきたい良作である。

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2007年08月18日 06時21分 / いまのきもち haptics.blog36.fc2.com
ドイツの断片vol.2−Jenseits der Stille−
ドイツからの日記・第三弾です。 前回の日記を書いた時から、色々ありました! ルクセンブルグやモンシャウにも遊びに行ったし 一人芝居をみんなで見に行ったり パーティで飲みすぎて、二日酔いになったり・・ 出来 ...