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ソルティ・ドッグ +6(K2HD/紙ジャケット仕様)

ソルティ・ドッグ +6(K2HD/紙ジャケット仕様)

最高傑作か?

69年発表の3rd。マシュー・フィッシャーがプロデュースし、彼が在籍した最後の作品となるが、初期4枚の中では最も完成度が高く、人気の高い作品だと思う。アルバムのコンセプトは伝説的な船乗りの話ということらしいが詳しくは分からない。しかしながらコンセプト・アルバムというよりは名曲集という趣であり、それほど肩が凝るような作品ではないと思う。マシューのプロデュースではあるが、前作ほど鍵盤が目立つわけでもなく、音はスッキリとまとまっている印象。したがってかなり聞きやすく、また楽曲もかなり練られた印象があり分かりやすい。かなりプロデューサーとしては優秀な人なのだと思う。 重圧なストリングスが素晴らしい1.ロビンのギターが骨董品の家具のような暖かい音を出している2.では英国のザ・バンドの異名も良く分かる優れた楽曲を披露。3.はワルツ風のメランコリックな曲。穏やかなフォーク・タッチのサウンドとなっている。4.はハルム流ハード・ロックという趣だが、次作と比べると伝承歌のようで良い雰囲気がある。5.はジングルベルのようなパーカッションにリコーダーとおもちゃの木琴が導入された可愛らしい曲。7.は一変してマシューのピアノが大活躍し彼がヴォーカルをとる曲。この曲はもちろんキース・リードとマシューによる曲だが、重圧なオーケストラが劇的な効果を上げているこのアルバムのハイライトとも言える名曲。ハルムの代表曲の一つと言えるだろう。この曲がなかったらこのアルバムもこじんまりとした印象になったかもしれない。ロビンのギターも素晴らしい。8.は次作に繋がるハード・ロック調の曲。9.はマシューのピアノをバックにロビンが歌うブルース・タッチの曲。10.もマシューのヴォーカルによる曲。何となく物語の終わりのような安堵感を感じさせる佳曲である。