ロック・ユー!

ロック・ユー!

若きヒース・レジャーの魅力が炸裂する、痛快無比の冒険譚!

公開当時、「え? 中世が舞台で、ロックが流れるの?」と思ってしまい、なんてトンチンカンな映画なんだと決めつけて劇場へ観に行かなかったのを、今は反省している。 《努力・友情・勝利》。 こんなにわかりやすくて楽しくて面白い映画は、めったにないだろう(こういう映画が作れるのに、わざわざ『ドラゴンボール』を実写で映画化しようとするハリウッドも、おもしろいところだと思う)。 主演は先日、28歳で急死したヒース・レジャー。彼はメル・ギブソンの息子を演じた『パトリオット』で注目され、これがアメリカ映画でははじめての主演作。当時、なんと弱冠21歳だった。若さがみなぎっていて、なんともさわやかな好青年、という印象。まだまだ先が楽しみな、原石の輝きを放っていた。 過剰なバイオレンスやお色気もなく、観ればきっと元気になれる。教職にある方が生徒さんに観てもらう映画にも、おすすめである。 メイキング映像、カットされたシーン(ブライアン・ヘルゲランド監督と、編集のケビン・スティットによる解説あり)など、映像特典も豊富でお腹いっぱい。監督と、ジェフリー・チョーサー―選手紹介の口上をシャウトする男。実在の人物―を演じたポール・ベタニー(快演!)の2人による音声解説も収録。 気になるのは、字幕のフォントが時々、一部分欠けていることと、細切れの特典映像が一気に見られないことぐらいか。 吹替版音声もそれなりの出来で、悪くはないが、やはり英語+字幕で観ていただきたい作品ではある。