舞姫,うたかたの記,文づかい (一友社名作劇場 3)

舞姫,うたかたの記,文づかい (一友社名作劇場 3)

エリート、でもヘタレ男。

森鴎外の三作品の漫画版が収録されている本書であるが、 やはり筆頭の「舞姫」が素晴らしい。 エリート街道を歩んでいた男がドイツへ行き、 ベルリンでとあるバレリーナと出会って云々……というお話。 描いた人に力量があるだけに、エリスちゃんの可愛らしさが尋常ではない。 甘いロマンスと、この上なく地味なバッドエンドの対比がたまらない。 三作全てに言えることですが、 悪女のみならず貞女も男を翻弄するものなのですね。