軋んだ歯車
運命の歯車は軋みながらも廻っていた
この繰り返す運命から逃れようと
ある日 少女が歯車に触れてしまった
時を経て 軋んだ歯車は脆くも儚く壊れた
その日から この世界は変わってしまった
人々は暴徒となり この世界を終焉へと導こうとし始めた
少女は嘆いた
少女は悔いた
「どうしてあの時、『世界』を支える歯車に触れてしまったんだろう」 と
少女は自分の罪に気づいた
だが、気づくのが遅かった
2008年06月16日 19:58 by 鈴音 梨緒
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