智 末
本当に解っておるのか?・・・二足の者よ
風を知らぬ者
壁に囲まれ蹲る者の肌は風のうねりが解せぬ
空を知らぬ者
幾万の見聞を知っても蒼い空の広さは見えぬ
愛を知らぬ者
損得数える世に浸り満足するなら愛は感じぬ
言葉だけなら知っていよう・・・斜読みの知識だけでのぅ
気の無い相槌
知っている・・・そう、頭だけで知っている
能書きは得意
解っている・・・ふむ、言葉の繋ぎは上手
手落ちの論客
だから何?・・・ほう、己が論に穴無しと?
なら、うぬ等の今の様は何ぞ?・・・得意の能書きで答えてみよ
借物の叡智
己の知識など所詮は誰かの書殴り
論拠は妄想
並べた御託は尤もらしい寝言の駄言
自身が道理
己が知に自惚れる然見えぬ篭の鳥
うぬ等の叡智で何が出来た・・・壊す事だけではないか
崩壊への呪縛
幻の富は混乱を招き、全ての秩序に爪を立てる
略奪の最終末
薄氷の略奪戦は氷が割れ 皆、水に堕ちて終宴
墓標無き漂魂
うぬ等が全て地を抉った、故に墓標も立てられん
このトボけた現実のシッポ・・・それが、うぬ等が叡智の根源ぞ
感じる事が肝要
知識と知恵は似て非なる事と知れ
収ではなく学び
経験は数多の本より勝る事と知れ
頭ではなく心ぞ
何が必要で何が不要かは心が計る
解ったのなら、やり直せ・・・後の世の子達の為に
丁寧に生きよ・・・二足の者よ
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