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詩人たちの独り言

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思い出の選別

過ぎていく 時間をすべて
 
覚えていようとしても 多すぎて
 
記憶の箱からあふれて

消えて行ってしまう


だから 大切なものだけを入れておこうとしたら

今度は 君と僕との 大切なものが 違っていて

思い出が かみ合わなくなってしまった



君の話す僕との思い出は

僕の箱に入っている思い出と

ずいぶんと違っている

きっと 

僕が君に話す思い出も

君にとっては
 
ずいぶんと 違っているんだろう



どうしたら思い出すべてを残しておける?

首をひねる僕に君がくれたのは 一冊の日記

君の手には同じものが もう一冊ある


どうやら、思い出の選別はもう必要ないようだ




2009年03月29日 10:18  by 

コメント一覧 1件中、1~1件表示

  • この世界中広いから

    もしかしたら
    過去を大切に思う人は
    あたしだけかもしれない

    もしかしたら
    明日ばかりを目標として
    生きている人もいるかもしれない

    時々何が本当かわからなくなるけれど

    だけど生きてきたことは本当で
    今生きていることも真実だというのなら

    思い出の綺麗・汚いを選ばずに
    必要・不必要を求めずに

    あたしはあたしであることに
    誇れるように歩いていこう

    2009年04月01日 23:14 by