レトロ
青く遠い空
日なたの暖かさ
害の無い意識
優しさの意味を知らず
ただそこに居た曾て
静寂に満たされた部屋
いずれ沈む西日の赤さ
暮れた空と雲の冷たさ
晴れた夜の月の眩しさ
夜明けの風の匂い
全てが愛しく
胸が詰まる
とわにさようなら
おろかなわたくしよ
せいじゃのこうしんは
すでにとおい
莢様、有難う御座居ます
貴方に出会えて光栄です
―――――
懐古主義なわたくしの
言霊までもが色褪せて
想いは古いフィルムの様に
光に曝され朽ちてゆく
セピア色の回想シーンの中で
いつかきっと
いつのまにやら
感情
感覚
そして想いが 飽和する
2009年05月12日 22:11 by 莢
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