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詩人たちの独り言

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悲しみの底

悲しみの深さ
どこまで 深いか
僕にはわからない


悲しみの底で
枯れ果てる前の
一滴の涙を握りしめ
傷に耐え
動かずに
時が過ぎるのを
待つ君

時が癒やしてくれるのだろうか
時に託すしかないのだろうか


なすすべもなく
うろたえる僕は

君の傷に
不適切な言葉を
ぶつけては

後悔を繰り返す

あまりにも強い痛みの
せいか
僕の言葉はスルーしているというのに

また傷付けてしまったと
自分をせめて…


何をしているのか
どうしたいのか

君の気持ちがわかっていないだろう僕が

毎日そこにいる
毎日生きている
毎日考えている

それは、自分のため?
君のため?

問いかけた

愕然とする

自分のためだ

悲しみの底に突き落とされろ

薄っぺらな僕

2009年05月23日 00:33  by つくりびと

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