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詩人たちの独り言

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Missing Word


もしも彼にあえたなら こう伝えてください
"わたし"ははじめから存在しなかった
"わたし"は幻想 "わたし"は夢

あなたのなかの"わたし"は死んだ
"わたし"は幻想 "わたし"は夢

――Missing Word



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2009年08月29日 13:42  by コウ

コメント一覧 2件中、1~2件表示


  • Missing word

    「では、はじめから
    何もなかったことにしよう」

    彼は言った

    「すべてが正しかったとは言わないけど
    すべてが嘘だったとも言わないさ」

    「愛してる」と呟けた
    「信じてる」と囁けた

    けれど

    「今ここに入れるだけで奇跡じゃないか
    どんな壁だって越えてる今が
    君にとって僕にとって奇跡じゃないか」

    だから

    「すべて無かった事にしよう
    これからは新しい君
    新しい僕」

    「愛してる」とは微笑めない
    「信じてる」とは叫べない

    けれど

    「すべて無かった事にしよう
    涙は流れるかもしれないけど
    これからはきっと流さない
    流さないですむように…」

    …彼はいったの。

    泣く私の背中をなでて。

    2009年08月30日 13:22 by

  • 『Missing word』



    黒い建物の間から 蒼く 雲が浮かぶ空を見上げた
    言葉が無くて 表情しかわからなくて
    キミといるのは少し辛かったんだけれど

    時を走る人の影は 甘酸っぱい破片を落として
    それを飴のように二人で舐めて笑った
    たぶん僕らも同じものを持ってたんだ

    もうじきこの街も 僕にとっては過去になるのだろう
    一つ一つに触れ 錆びた宝石も大切な記憶の欠片

    眩しい太陽の下で
    キミは笑いながら倒れこんだ
    ずっと紡いできた二人の想い出を
    バラバラと零しながら


    平気なはず無いだろう 寄り添う影を失ってしまうことは
    言い訳も出来ずただ泣くだけのキミが
    うらやましいよ 強がるなんて もう嫌だ

    言葉を失うこと それは嘘をつけずいられることで
    透明なガラスが ありのままに輝いていられること

    激しい雨の下で
    キミを泣きながら抱き締めた
    結局 キミに見せなかった涙の粒を
    雨に溶かしていきながら


    The missing word talk to me
    From the passage I'd walked
    Closing my eyes, I remember the image

    That you cried, you kissed, you laughed,
    And you glabed my hand and said something

    Now I know it, and it is my missing word

    "I love you"


    もうじきこの街も 僕にとっては過去になるのだろう
    一つ一つに触れ 錆びた宝石も大切な記憶の欠片

    眩しい太陽の下で
    キミは笑いながら倒れこんだ
    ずっと紡いできた二人の想い出を
    バラバラと零しながら

    2009年08月29日 16:34 by