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詩人たちの独り言

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夕雲


紙を力任せに破った跡に似た、柔らかで汚い雲の裂け目、そこから滲む夕刻の灯はグロテスクな混濁を見せ、わたくしの眼球から脳 を辿って血となり走りゆく。わたくしの体内では濁った夕陽が延々と燃ゆるのだと、そんなロマンチックな悍ましい夢想を誰が知ろう 。

2009年10月01日 21:32  by 

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