過ぎる幸せ
冬の香りのする 貴女の
影を踏みながら ゆっくり歩いていた
それだけで 心が満たされる気がして
ふと 影が止まり
僕が 顔を上げると
貴女が 白い息を吐きながら こっちを振り返って
にっこりと 微笑んだので
僕の心は 何かが溢れてしまって
僕は 少し困った
彼女の手を取ると
心に 少し余裕が出来た気がした
前よりずっと
彼女のことが いとおしくなった
“一緒に行きましょう。”
私は貴方に手を伸ばす。
貴方には私の隣を歩いて欲しいの。
貴方の手は予想以上に大きくて暖かかったので
私の中に何かが流れてきて
私は、少し恥ずかしくなった。
2009年11月22日 19:42 by 灯(ともり)
Copyright(c)1999 FC2, Inc. All Rights Reserved.
@fc2infoさんをフォロー