箱の猫
猫は待つ
扉が開くそのときを
猫は知る
今このときにも死が来ることを
だけど猫は怯えない
明日が来ると信じているから
猫は今日も箱の中
「いつか」が来るまで箱の中
2009年12月04日 20:52 by るーわー
逃げ出した
猫の後姿を見つめながら
主人はふっと溜息をつき
微笑みながら呟いた
”まったくあいつは、いつまでも野良猫気分なんだ
そんなところも可愛いんだけどね”
と
扉が空いて見えたのは
まぶしい光とやさしい手
だけど猫は逃げ出した
その手が救ってくれたのだと
わかっていたけど逃げ出した
だってそうでしょ
その手に委ねてしまったら
もうどこへもいけないじゃん♪
2009年12月07日 20:57 by るーわー
おいで
一緒に家に帰ろう
2009年12月07日 19:57 by 神藏智之
そして猫はある日知った
この世に
こんなにも温かい手があったことを
猫はなく
外には聞こえない小さな声で
猫はなく
死の影を追い払うように
鳴く声は小さな世界に
泣く声は人の心に
信じた光は目の前にある
→かなりズレてしまったかもです(^^;
すいません。
素敵な詩だったのでつい書いてしまいました。
2009年12月06日 19:42 by 灯(ともり)
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