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詩人たちの独り言

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無題~名前のない詩(うた)~




夜の合図で 浮かべた想いを
今日もまた詩(うた)にする


これといって浮かんだものはないけど

まあ、いくつか言えば
君のこととか、君のこととかさ 


まず考えるのはタイトルで

場所とか時間とか想いとか
いろいろあるけど

悩んでも出てくるのは 
いつも 君の名前



ねえ、君は誰を見てるの?

何を想い 誰のために泣いて
誰のために傷つくの?



やっぱり君の名前は 書かないでおくよ

どうせ口には出せない言葉だから

きっと君には、
届かない想いだから…









眠る時間に 浮かべた言葉を
今日もまた詩(うた)にする

これといって失ったものはないけど
どうしても、
手に入らないものがある


まだ浮かばないのはタイトルで
あの人に伝えたいことは

ただ ここに
君を愛してる人がいるってこと



ねえ、君は誰を見てるの?

何を想い 誰のために泣いて
誰のために傷つくの?




でも、俺の名前は書かないんだ

だって一番君のことを愛してる男は
俺しかいないから

それはたぶん、
俺が勝手にそう思ってるような奴だからさ











朝の合図 夢の中で
今日もまた詩(うた)の続きを


これといって 見たいものはないけど

逢いたい人が
いつでもそこにいる





この詩(うた)に 名前は付けないよ

だって君に届くことも
叶うこともないまま

あとで読み返したりすることも
きっとないから



それに
それにさ、
名前が無いなら 終わることもないでしょ?








ねえ、君は誰を見てるの?

何を想い 誰のために泣いて
誰のために傷つくの?


君の詩(うた)には 名前があるのなら
それにも最後はあるのかい?






この詩(うた)は もうすぐ終わってしまう


でも僕のこの想いは
いつまでも終わることはない


2009年はもう終わるけど
新しい年を迎えても
春がきても 何も始まらない 

この想いだけは 何も変わらないまま
いつまでも生き続けるんだ


名前のないままで…








もしも いつかこの想いが届いたなら

一緒に名前を考えよう



もしも いつか一緒になれたら


ずっと



ずぅっと…






2009年12月28日 15:22  by 小林 昌葉

コメント一覧 1件中、1~1件表示

  •  わたしの一歩は大体67センチ
     でもこの詩はそんなことを言っているんじゃないんだ

     わたしの温もりは36.5度とかそれくらい
     でもこの詩が言いたいのはそんなことじゃないんだ

     この詩の「私」はわたしだけじゃなくって
     わたしであって あなたであって

     この詩の「君」はあなたであって
     願わくば わたしでありますように と



     わたしのどこにも傷なんかなくって
     でもこの詩が歌っているそれを覚えているんだ

     なぜ、なに、どこ、だれ、どうしてだろう?
     でもこの詩はなにひとつ教えてはくれないんだ

     のどがかわく ひざをすりむく ゆびさきがかじかむ けれど
     ほんとうにイタんでいたのは わたしのすぐそこ 届かないところ

     うん 聞こえるよ 聞こえているよ
     今も響いてる きみのうた




    素敵な詩が! と思って画面に見入っていたらまたもや小林さんのでした……。返詩のわりに独立している感があって申し訳ないで すが、引き立て役として置いといてやってください^^

    2009年12月29日 11:02 by