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詩人たちの独り言

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喫茶店

さっぱり晴れた昼下がり

ゆったりとした午後3時


心地よい日だまりに身をゆだね
こぽこぽ湯気を出す珈琲を傾け
行きかう人の波を眺める

とろりと透明 はちみつみたいな陽の中で
長針 短針 追いかけっこはひと休み
まったりびよりな おやつどき


だんだんお日様傾いて
だんだん影がのびてゆく
真っ赤な夕日に笑顔を照らし
影追い走る 子供たち

ちらりとカップを見下ろすと
わずかに残った珈琲が 夕陽を吸い込み光ってる
黒に映ってゆらめく橙 
ああ美しい 愛おしい


気付くと既に日は落ちて
ぽつりぽつりと街の明かりが灯りだす


少しだけ重たい腰を持ち上げて
壁にかかった帽子を取って
ちょっと引っかけキメてみた


明かりの消えた喫茶店 淡く輝く空の星

「また明日。いつもの時間に。」

からんころんと優しいベルが

「明日もおいで。」と囁いた

2010年01月22日 19:11  by 朧陽炎

コメント一覧 1件中、1~1件表示


  • からんころんと こんばんは

    星月夜に こんばんは



    お外はとっても寒かった

    雪道 にくきゅう 月夜道


    お日様毛布 くださいな

    明日のお日様 のぼるまで

    星の夢を 語りましょう


    夢の中で 語りましょう

    2010年01月22日 22:32 by 桜うさぴ