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詩人たちの独り言

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優しい画家



真っ白なキャンパスに
描くは絶望

赤に青に黄色を混ぜて
錆色
群青
枯れ葉色と

描けば描くほど
混沌が広がる

君は勝手に入り込んで
上塗りしては無邪気に笑う

苺色
空色
菜の花色と

鮮やかにキャンパスを塗り替える

あぁ、哀れなお姫様

貴女は私の感じるどす黒い感情など
知らずに生きて来たのでしょう

あぁ、愉快なお姫様

私の混沌に飲まれる前に

貴女はお城に帰っておしまい
貴女はアトリエから出てっておくれ

貴女の明るい色でも
私を変えられるか怪しいのだから


>>>>>
目標としては塗り潰せない混沌。
うわべを誤魔化そうとして誤魔化しきれないブラックな面が出ていたら成功です。えぇと…………精進いたします。


2010年01月29日 20:20  by 灯(ともり)

コメント一覧 4件中、1~4件表示


  • お逃げなさいと言ったのに
    堕ちるのは私だけで良いと言ったのに

    汚い絵を美しいという貴女は

    私に手を差し伸べる

    あぁ、美しいお姫様

    私にはその華麗なドレスも
    なめらかな肌も

    絵の具にまみれた手で汚す事は許されない


    >>>>>
    うわぁぁぁ!!たくさんの返歌ありがとうございます(≧v≦)詩に一層深みが出て嬉しい限りです♪
    朧陽炎さん、画家の事を分かってくださるなぁと思って嬉しかったですo(^-^)o
    愉陀政人さん、画家の人間性が見えてきて素敵でした(*^_^*)
    コウさん、色彩の感じを出してくださって……!!世界が広がった気がします。

    私自身、勉強になりました!!
    また、お目に止まることがありましたらよろしくお願いします(^_^)

    2010年02月01日 01:19 by 灯(ともり)


  • 一筆ごとに孤独を塗りこめた
    その絵を美しいと評すあなたも
    また 孤独なのでしょう

    朽葉の色はあなたのドレス
    枯葉の色はあなたの髪に
    揶揄すればなお己が滅入る

    緑はさながらへどろの如く
    赤はさしずめあなたの血
    私はうつくしい色を持たず

    一筆ごとに暗澹 絶望
    確かにあなたを描いているのに
    あなたの顔も思い出せない

    *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*
    気がつけば違った趣旨に...\(^o^)/
    あの...ものすごくすみませんorz川

    2010年01月31日 21:46 by コウ

  • 深い闇色キャンバスより
    出で立つこの手の黒い事

    今私は漸く私となり
    消えた貴女を探すのだ

    日の差す森を
    花咲く丘を
    昔描いた絵の中を

    さあさ貴女は逃げなさい
    愛しい愛しいお姫様
    私はついに毒すら孕み
    夜を駆けて攫ってゆくよ

    光下の影より暗い指先は


    既に貴女の首に辿り着いた





    ***********

    追詩に更に追詩をしてみました。
    更に暗くてスミマセン。

    2010年01月31日 19:01 by

  • 真っ白だったキャンパスは
    今や絶望 闇の色


    何色も何色も何色も何色も
    何色も何色も何色も何色も


    塗り固められた絶望は
    行き場を失った絶望は

    キャンパスの外へと手を伸ばす
    光の中へと手を伸ばす


    貴女の塗った光の色は
    貴女の塗った希望の色は

    貴女と共に消え去った


    希望を失った絶望は
    貴女を失った私は

    からんころんと堕ちていく
    さらなる闇へと堕ちていく


    ああ 貴女に聞こえるだろうか
    軽やかに軽やかに 小石が闇へと落ちる音を

    ああ 貴女は聞いているのだろうか
    華やかで煌びやかな世界の中から



    哀れで愉快なお姫様
    一人の夜道にはお気をつけなさい
    忍び寄る闇にはお気をつけなさい


    さもないと



    闇に堕ちるのは

    私だけでいい


    ************
    あまりに内容への題名にずっきゅんした結果。

    ちょっとブラックすぎました…。
    さすがに誤魔化しきれなかったようです(・_・;)

    灯さんの意図を汲むのに失敗したようです…申し訳ない。

    2010年01月31日 17:11 by 朧陽炎