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詩人たちの独り言

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ただもう遠くに..

最近朝目覚めると果てしない虚無感におそわれる

あぁ、またいつもと同じ日を迎えたのだなーと思う
もちろん実際には昨日とは少し違う
会う人も違えば、見るものも違う
しかし僕の心はもう踊りはしなかった
いまや、何一つ信じることはなくなっていた。
僕の心に響くのは肉体への直接的で強制的な刺激のみとなっていた。


昨日の朝走った。寝むれず5時くらいになったので、急に走ろうと思った。
辺りは真っ暗で、静けさに満ちており、たまに車の走る音が聞こえてきた。
鴨川沿いに走っていくとだんだんと意識がなくなっていき次第に無になってくる。朝の匂いを嗅いで川の流れを見ながら、何も考え ずにただひたすら走っていく。
そこでは色んなしがらみから解放されていて、完全に自由だった。だんだんと薄らいでいく闇の中でふと僕は、このまま一生走り続 けていられたらなーと思った。

学生時代、陸上部に入る人達の気持ちが一切分からなかったのだが今は分かる。走ることは最も単純で原始的なカタルシスなのだ。
映画で聞いた台詞がふと蘇る。

『どこに向かっているかなんて知っちゃいねぇさ。俺達はただ、遠くへ走って行くんだ。そう、ここからできるだけ遠くへと... 。』

僕はここから離れたいわけでも、悔やんでるつもりもない。
ただどうしようもない問題は必ず起こるから、そんな時は1人で遠くへ走ろうよ。体力がなくなるまでずっと。 と自分に言い聞か せよう。
走っている途中でいきなり死ねたら、人はどんなに幸せだろうか。

2010年02月26日 14:09  by ブルーベリークッキー

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