ワガママ
気づいてはいけなかった
認めてはいけなかった
私が幸せであるために
私の世界が凍りついてしまっていると
知ってはいけなかった
私の望んだ世界と 私の間には
決して消えない 透明な壁があることを
私がそれを望んだために
私はそれを望むことができなくなった
自分の望む世界に気づかなければ
壁の存在を知ることも なかったのに
それでも 私は冷たい壁に手を伸ばすのだ
決して壊れることはないと知りながらも
世界とのつながりを失った私には
世界への執着しか残ってないから
2010年03月26日 13:57 by 朧陽炎
あなたと私がいる限り
共に存在する限り
決してこの壁は壊れない
水のように 透明で
鋼のように 冷たく 固い
あなたが私を見るように
あなたは私を拒絶する
それはきっと 一番残酷な絶望
壁は壊せそう あなたに触れられそう
希望に最も近い 絶望は
私を容赦なく突き落とす
今宵も私は 冷たい壁に縋るのだ
まるで 許しを乞うように
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返詩ありがとうございます!
こういう考え方は無かったので、すごく新鮮です(^^)
問い掛ける部分が切なくて素敵だと思います!
新鮮ついでに返詩にまた返させていただきます(笑)
2010年03月29日 15:30 by 朧陽炎
透明で固い壁
みせつけるように
望んだ世界を私に見せる
壊れない壁
なぜ透明なの?
なぜ固いの??
きっとそれは・・・
あなたがそれを望んだからで
あなたが壊せると思うなら
思えるなら
ガラスよりもやわらかい
そんな透明で固い壁
2010年03月26日 19:20 by るーわー
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