津々の
宙に浮き 羽音も静かに 小鳥が花の蜜を頂くように
身軽に 貴方を愛でれたなら
精神と肉体の苦痛さえ 軽傷で済むだろうに
私は 地上に重く圧しかかり 降り積もる 雪のようにしか
貴方を愛することができない
精神は 貴方を病魔の根のように捕り込みつつ
失くしては堪えられぬほど 渇望している
肉体は 精神に同調し
心臓部さえもが 消えることを望んでいる
さて どうしたらいいものか しかしながら
それ無しでは命は亡いと貴方が縋りつくものに 私はなりたい
空気でも 美麗と汚辱に満ちたこの星でも
今 貴方が取捨を拒んだ 荒れた花弁と生気ある花弁の雑じる 花にでも
可能性の有無を無視した上
貴方が人間らしい 人間性の持つ儚さ それに対する強さを 持っていたならば
私は喜んで 貴方に この全身に駆け巡る血潮を懸けて 一杯の愛を捧げる
雪の重みが溶け切り
人温かさに 消え去る頃に
書き込み情報はありません
Copyright(c)1999 FC2, Inc. All Rights Reserved.
@fc2infoさんをフォロー