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詩人たちの独り言

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*目*

学校の鏡で見た私の両目は

ひどく尖がっていた

きりり、と目元を引き締めて、いた

とても鋭く私を見つめてきた

怒っているようにもみえる

恐れているようにもみえる

それは初めてみる私の目だった

嗚呼

いつも針のように、鋭かったあの人の目に

そっくりだ

嗚呼

あの人はいつも

こんな気持ちだったのだ

胸底を掴まれているような

鳥肌が立ち尽くすような

嗚呼

あの人はなんて強い

私は弱いわ

自分の目に驚き、恐れているくらいだもの

嗚呼

こんな自分も包める位に強くなりたい

そしたら、

この目に出会っても

にっこり笑ってやる



2010年05月09日 11:19  by ゆみ

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