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詩人の町

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お題とはべつに、
夏だぜ、って話。

夏ってことで夏のにおいのしそうな
詩を。

2010年06月24日 18:41  by 葵木ロク

コメント一覧 6件中、1~6件表示

  • 角を曲がり影を踏み覚醒する 夏

    2012年01月10日 04:26 by とみぃDM



  • 逃げ水を追い、疲れて横になるといつの間にか星空の下。

    夜風が汗ばんだ肌を拭う。

    言葉が徐々に消失をはじめると、同時に星々の繋がりも物語を失いつつ

    身体は虫の音をただ吸い込んだ。


    2010年06月29日 00:46 by R.ogawa

  • >宮野さん
    誰もしらないですか。
    名前は聞いたことありますが、みたこと無いです。
    こんど見みよう!
    夏休みですねー
    幼い記憶が蘇ります。

    >つきしろさん
    夏は食の季節ですからねー
    つい先日、かびたパンを食してしまいまして…
    その次の日は1週間前に買って開け済みの缶ココアを飲みました。(すっぱかった)
    私は元気です。
    つきしろさんの詩、おっつんの「夏と花火と私の死体」を思い出しました。

    2010年06月25日 18:58 by 葵木ロク



  • すいか




    充満する腐敗臭に
    きみのまっしろな肢体を思い出す
    あまい匂いのした夢のなかで
    ちゃんと殺してあげられたかしら

    麦藁帽子に隠されてるのはのっぺらぼう
    あまりにも悲しそうな顔をするから
    ぼくが剥ぎ取ってしまったんだ

    汗の滲むうなじから溶け出して
    ゴトリと鈍い音がすれば
    灼熱のアスファルトを転げ落ちる

    はやくきみを食べなくちゃ
    もうすでにあまい匂いがする
    はやくきみを、

    陽炎がゆらゆらら
    これはきっと白昼夢
    ふらふららと腐乱して
    どこからともなく饐えた匂い

    ゴトリ、

    鈍い音がして
    きみと夏がおわる
    ぼくの夏が


    ■□■□■□
    夏=腐る。夏=ホラー。みないな。
    ところで、書き終わったあとで、ロクさんの食すってフレーズに無意識に触発されてる!と気づきました。すみません;;
    真似する気はなかったのですが…わたしの夏のイメージもロクさんに似てるのかもってことにしといください…orz
    夏がおわる前にリベンジします!でも、夏きらい。夏くんな←

    2010年06月25日 02:23 by

  • 「夏に」


    けんけんぱをした道の向こうで
    あの子が私を呼んでいる

    胸を張った入道雲と
    一緒になって笑ってる

    あの頃

    夏休みは永遠で
    太陽のようにまぶしくて

    世界が
    全てが

    幸せできらめいて見えたのは、きっと
    気のせいじゃないよね

    あぁ、ほら
    また、どこかで笑い声


    ―――――――――――――

    ちょっと早いけど、夏っていったら黄金の夏休み。

    前の葵木さんの詩の、
    「暑さで解けた白いくつひもが、蛇となる」というフレーズが好きです。
    なんでか、「誰もしらない」って映画のシーンが頭をよぎりました。
    照りつける太陽、揺らめくアスファルト、汗ばむ肌に、ゆるめられるネクタイ・・・・・・。
    また、そんな季節がやってくるんですね。

    2010年06月25日 01:03 by 宮野はる



  • 食す


    危うく、
    しとしと
    高いから、圧力に肥えている。
    だんごむしであろうか
    そのようなものが
    生きていた。
    踏むのなら、
    赤くつややかな
    あの固い靴ではいけない。
    私の足は埋もれ、
    蛇であることが埋まる。
    暑さで解けた白いくつひもが、蛇となる。
    境内へ、
    私に尾をむけている。
    涼しさは木漏れの先より抽出され、
    私は、脱出する。
    食さねば。

    2010年06月24日 18:42 by 葵木ロク