柚木千鶴さん。こんばんは。よくいらして下さいました。
私は美術は初心者なので、この番組で触れる「炎舞」が初めてでした。
炎や植物の方が舞妓さんよりもなまめかしく感じるのはなぜでしょう。
表現する対象よりも雰囲気を含んだ構成で勝負しているのかも知れません。
描かれる物の精密な描写力は凄いですね。
絵に近づけば近づくほど絵の中に引き込まれていくような感じです。
表現力を支える技法の探求していく姿は画家といいより技術者といった感じがします。
夕方は赤で表現するはずなのに群青色で描くところがかなり凝り性なところがあると思います。
群青色の夕方なんて実際にはないはずなのに、空気の感じまでも漂ってくるような感じがします。
舞妓さんよりも着物を描きたいというこだわりが、周囲の人に理解されないのは仕方がないことなのかも知れません。
女性そのものの色気よりも、それを取り巻く世界に色気を感じていたように思います。
舞妓さんを透明人間にしてしまって、そこにある着物だけを書いていたら、もしかしたらもっと評価が高かったかも知れません。
見たものを見たまま書くということは、見たくないさえない表情をそのまま描いてしまうので周囲には受け入れがたく感じるのでし ょう。
普通は着物よりも舞妓さんの美しさを期待するのが人情ですから。
真面目すぎるのも、ちょっと考え物ですが、西洋に行った時に人物を相当勉強したみたいです。
御舟さんにはもっと長生きして満足のいく人物画を書きたかったでしょうに、残念です。
2009年10月18日 20:13 by watasitotaiwa
初めまして。柚木千鶴と申します。
朝9時からNHK教育にチャンネルを合わせて観ました。
冒頭『炎舞』の、あの激しくも美しい炎の紅に目を奪われました。有名な絵であることは存じておりましたが、画家の名前も確認で きていませんでしたので、この画家の特集なのかととてもわくわく致しました。
時期によって御舟の絵柄ががらりと変わるのも素晴らしかったですね。私は石榴の絵の頃のが心惹かれましたが、私と対話様や、こ のコミュに参加されている方々は、どの時期のものがお好きなのだろうか……と思います。
大変驚いたのが、円を書くようにして描かれた『婦女群像』。冷徹な目で計算した配置なのだということに、天才の心のありようを 見ました。
以上拙い感想ではございますが筆をとりました。お目汚し失礼致しました。
2009年10月18日 19:07 by Chiduru.Y.
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