今日の日曜美術館は「劇的?やりすぎ?バロックって何だ?!」でした。
バロックとはゆがんだ真珠のことだったのですね。
初めて知りました。
究極の美を求めたルネッサンスは真円で象徴され、現実と美との融合を表現しようとしたバロックは二つの円の中心を持つ楕円に象 徴されている。
そういうふうにまとめてしまえそうな気がします。
<絵画はルネッサンス>
ラファエロの描く聖母子像はやはり人間を超えた神様と周囲との調和を描いていて、好感が持てますね。
レオナルドダビンチのモナリザもルネッサンスですし・・・。
<彫刻は五分五分>
彫刻は好みが別れます
ミケランジェロのダビデはリラックスした姿勢の中に、正に石を投げようとする緊張した意思を巧みに表現できていて凄いと思い ます。
ただ、「プロセルピナの略奪」や「福女ルドヴィカ・アルベルトーニ」に見られる生身の女性に宿る官能美には圧倒されるような 気がします。
<音楽はバロック>
現代の音楽に近いバロック音楽でないと何かしら物足りないような気がするのは、刺激的な音楽に慣れすぎた現代人には仕方の無 いことなのかも知れません。
※どうして日曜美術館にソプラニスタの岡本知高さんが出ていたのかは、ルネッサンスとバロック音楽の違いを歌い分けるためだっ たことがわかって、納得しました。
※「生物と無生物のあいだ」「世界は分けてもわからない」の著者で有名な福岡伸一さんは連続した精緻な描写が全体を作り上げる フェルメールに代表されるバロックの絵画が好きなのですね。なんとなくわかるような気がします。
2009年11月22日 12:23 by watasitotaiwa
Copyright(c)1999 FC2, Inc. All Rights Reserved.
@fc2infoさんをフォロー