長歌について 歌論2
長歌とは
57を3度以上繰り返し、最期の7を付けた歌です。
その長歌の反歌として短歌は生まれたと考えられています。
万葉集にはたくさんの長歌が載せられています。
多くの場合その長歌の最期に反歌と呼ばれる短歌が添えられています。
山部赤人(やまべのあかひと)が詠んだ長歌と反歌を紹介します。
富士の歌
天地の分かれし時ゆ
神さびて高く貴き
駿河なる布士の高嶺を
天の原ふりさけ見れば
渡る日の影も隠らひ
照る月の光も見えず
白雲もい行きはばかり
時じくぞ雪は降りける
語りつぎ言ひ継ぎ行かむ
不尽の高嶺は
(反歌)
田児の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ
不尽の高嶺に雪は降りける
長歌の大体の意味は
天地の分かれた神の時代から貴い山だ、
太陽や月、雲などもさえぎる高さで、
季節を問わず雪が降り積もっている、
後世に語り継ごう。
反歌の意味
田子の浦に出て眺望がひらけると、真っ白な富士の高嶺に、雪は降り積もっていたことよ。
2010年04月29日 13:59 by 春秋のブログ
長歌と短歌の関係、長歌がありその後短歌ですか
歌は想像の世界の物が多いと思われます
詠んでいる人は、その景色を見ながら詠んでいても
それを聞いている人は想像しながら聞いているのでは
だったら長い文より短いほうが想像力が増すのでは
チョッと意味が違うかな?
2010年05月01日 15:09 by bizann
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