コンビニ・スコップ・二丁目(三つのお題)
三つのお題、第二弾!!
ここでは、お題として出した三つの言葉を全て文章の中に組み込んで、小説っぽいものを書いてみてくださいな。
お題
・コンビニ
・スコップ
・二丁目
長さは自由です。常識の範囲内で(笑)
それから、3つの言葉を使う順番は、問いません。
あと、例えば、「コンビニエンス・ストア」とかでも、お題消化!
一人、何回書き込んでもオッケー♪
他の人が書いたものに対する感想の書き込みも、ご自由に〜♪
……なんか、今、お話が思いつかないので、私も後で書き込みます〜(苦笑)
2007年10月14日 20:57 by もみじ
そこでねこがさん、なんか、絶好調ですね(笑)
個人的には、熊五郎の話が好きです。
2007年11月09日 11:44 by もみじ
俺は先日態度の悪いボクサーを倒して世界チャンピオンになった。
今までは昼はジムで練習、夜はスコップ片手に工事現場でバイト。
それでは生活費が足りないのでカミさんにもコンビニで働いてもらっていた。
ところが今じゃ2丁目が生んだ世界チャンピオンだとちやほやもてはやされている。
え、これじゃ物語にならないって?
――大丈夫、そんなのはマスコミと視聴者が勝手に作ってくれる。
2007年11月07日 23:23 by そこでねこが
その2
そう言われてお使いに出た熊五郎、けれど抜けているのはいつものこと、一度通りに繰り出せば大事な用事も片隅に。
「おお、熊じゃないか。長さんはちゃんと薬飲んでるかい? うちのはよく効くだろう。」
「ああ、薬屋の留さん。そうだな、なんだっけかな。さじを投げたんだっけかな。」
「おいおい、うちの薬を信用してないのかい。」
「違うな・・・。あっ、そうだ。ご隠居をこれから埋めるんだ。浄土の花がなんとかって・・・。」
「なんとっ、長さんホトケになっちまったのかいっ。」
長さんが死んだと聞いてあわてて長屋に駆けつけた町の衆。しかし彼らを待っていたのはこれまた元気な長さんの姿。驚くみなを 前にして先に口を開いたのは長さんの方。
「ど、どうしたんだい、みんなそろって。」
「え? いや熊のやつが長さんが死んだって言うから・・・。」
「ははあ、そりゃあね、熊のやつがあたしのさじをスコップ代わりに使ったからね、熊の奴を使いに出させたのさ。それをこいつ がまた間違えて・・・。大丈夫、おかげさまであたしはピンピンしてますよ。ほれ、熊っ、駆けつけてくれたみんなに今すぐ謝りなっ 。」
「へいっ、ご隠居はこの通りすこっぷる元気でやすっ。」
お後がよろしいようくぁwせdrftgyふじこ。
2007年11月07日 14:57 by そこでねこが
その1
連続投下失礼します(しかも全2話)。
下のがあまりにもヒドいので、倫理的にまともなものをば。
ですがこれはズルいですね。
「おーい、熊ぁ、熊五郎はいるかいっ?」
「へい、ご隠居。お呼びで?」
「ああ、そこにいたのかい。あたし今薬を飲もうと思ったんだけどね、どういうことかさじがどこにも見当たらないんだよ。お前 さん知らないかい?」
「へいっ、それなら球根を植えるときにスコップがなかったんで、あっしが代わりに使わせていただきやした。」
「ばか、なんでさじを園芸に使うんだい。それじゃあたしが薬を飲めないじゃないか。」
「そりゃすいません。今そのさじを持ってきます。」
「うわ、汚いな。それじゃ薬だけじゃなくて土も飲むことになっちゃうよ。」
「浄土の花が咲きますかね?」
「うまいこと言ってないで新しいのもらってきておくれよ。なんせ熊がさじを使えなくしたんだからね。」
「へい、それじゃこれからコンビニに行ってきやす。」
「ばか、お江戸にコンビニがあるかい。薬屋だよ薬屋。」
「あ、そうでしたか。それじゃその薬屋ってやつを大江戸2丁目草の根分けても探してきやす。」
「大江戸2丁目ってなんだい。そういう場合大江戸八百八町って言うんだよ。って字も違うじゃないか。それに薬屋は四つ辻越え たすぐそこじゃないか。ああもう、疲れる。いいね、わかったね。薬屋でさじをだよ。」
2007年11月07日 14:53 by そこでねこが
はじめまして、楽しそうだったんで参加させていただきます。
で、さっそくなんですが18禁です。
というか、健全な方はまずヒキます(自分こんなのばっか・・・)。
僕は車をコンビニに停めて、どきどきしながらコンドームを買った。いよいよ今日が人生初めてのとき。興奮が止まらない。会計 のとき店員にこの緊張が伝わってバレやしないかとひやひやだった。21歳にもなって初めてだなんて笑われるに決まってる。
約束の場所で彼女は待っていた。もう10回目のデートだ。今日は彼女も一段とオシャレをしているように見える。
彼女を助手席に乗せると、僕らのドライブは始まった。いつもと変わらないばかな会話をしているが、本当は心ここにあらずだっ た。アクセルを踏む足が震える。
「あの山に登るとこの町の夜景が一望できるんだけど、どうかな?」
その問いに彼女はほほを赤らめてこくりと頷いた。この時間になるとあそこは誰も通らなくなることは有名だ。僕はこのときイケ る!と内心ガッツポーズをとった。
山の頂に着いた。二人町を見下ろす。頃合いを見計らって僕が彼女の耳たぶに指を当てると、彼女は頭をそっと僕の肩に委ねた。 ここから先はもう言葉はいらない。僕は少しずつ彼女の服を脱がしていった。どんどん彼女の肢体があらわになっていく。僕の決意は もう退かない。左手で彼女の下着を剥ぎながら、右手をするりとズボンの中に入れコンドームを着けた。
そして!!!
彼女を殴った!噛み付いた!首を絞めた!
彼女は絶叫する!涙を流す!顔を真っ赤にする!
・・・やがて彼女はなんの反応もしなくなった。
俺は車のトランクからスコップを取り出し大きな穴を掘ると、さっきまで彼女だった死体を埋めた。車に乗り込むときふとズボン を見ると、コンドームからはあふれていてズボンはグショグショになっていた。当然だ。彼女を殺している間に4回、埋めている間に 2回、計6回俺は絶頂を迎えたのだから。
住宅街を走っていると、明るい家族計画という文字をこうこうと光らせている自販機を見つけた。
「へえ、こんなとこでも買えるんだ・・・。」
すぐ近くの電柱に視線を送ったあと、2丁目3番地2丁目3番地と何度も口にしながら俺は車を走らせた。
2007年11月07日 13:14 by そこでねこが
コンビニ・スコップ・二丁目がかなり秀作ぞろいで面白いです。
短くうまくまとめた人が多いので、そういう所が勉強になりますな。
石瀬醒さん
実はちょっと、騙されました……(笑)
2007年11月02日 20:21 by もみじ
若い人たちは知らないかもしれないけど、昔、関西お笑い界に「2丁目ブーム」てのがありました。
その当時、バッファロー吾郎やFUJIWARAクラスで売れていた漫才コンビに「ポリバケツ」というのが居ました。
彼らがネタの中で
「そんなことあるかい!シャベルが大きいのんで、スコップが小さいのんに決まってるやないか」
「だから、地方によって色々あるねんて」
「なんでやねん、そしたら地方によっては、穴掘るでっかい車をショベルカー言わんとスコップカー言うんか?」
「ああ、ショベルカーは、まあね」
「パワーショベルもパワースコップ言うんか」
「言わんやろね」
「みてん。でかいのんがシャベルってことやないかい」
とか言ってました。
ご覧の通りの古臭い芸で結局芽が出ず、今はもう解散したようです。
この前、テレビで当時のコンビが顔を合わせて
「お前とスーパーならんかったらよかった」
「スーパー?」
「ちゃうわ。お前とデパートならんかったらよかった」
「デパート?」
「ちゃうちゃう。お前とコンビニならんかったらよかった」
「もうええわ」
とか、相変わらず面白くない事を言ってました。
※この記事は作品です
2007年11月01日 11:15 by 石瀬醒
星野水姫さんのお話
さらっとした書き方で逆に奥にあるどろどろ感を感じさせられるような気がしました。最後のコレも急いで 片づけなきゃ、がいいと思います。
ぬこ&えふぃさんのお話
もうこれで完成形な気がします。あまり手を加えすぎると雰囲気が壊れる危険性が……。しかし、お上手ですよね。私、好きで す、こういうの。想像の余地がたっぷりで。でもあんまり外した想像はしにくいように、要点はつかんでいる。
空幸 祀さんのお話
昔になくしたスコップがなぜ砂場に存在したのか? 考え出すと想像が暴走します。時空を越えた説。砂場での共有玩具になっ ていた説。神の采配説……。
鯨井祥瑚さんのお話
二丁目の使い方にやられたって感じですね。あと、キャラクターの性格づけがお上手ですね。その矮小さがいい。人間くさくて 。
たろすけ(すけピン) さんのお話
ノスタルジックですね。前半部分では、子供のころなにを考えていたかな〜と自分の過去を喚起させられましたし、後半部分は 、日曜日、どんな風に過ごしたのかアレコレ考えました。
ゆーきさんのお話
ホラーですね。執念を感じますね。愛し合ってたようにってところが怖いですね。やっぱり、一番怖いのは 人間よ、ってとこでしょうか。
もみじさんのお話
好きですね。こう、なんとも言えない脱力感があって。そして、突っ込みどころもあり、関西人の血が騒ぐと言うか……。
一言ずつでも感想を、と思い立ったのはいいのですが、なんか偉そうになってしまった……すみません。これ以上は無理です。
ちなみに私のスコップと聞いて思い浮かべるイメージは、小さいの。おもちゃとか園芸用の片手で使うタイプ。大きいのはシャベ ル。
でも、話の流れでは、人を殴り倒すのに小さいのは使わないだろうと無意識で思うのか、大きいのを想像する感じ。
……でも、スコップ『〔補説〕 関西ではふつう大型のもの(シャベル)を指す』ってあるな〜。んー、そういや、スコップって 言ってたな、大きいのも。
あれ? シャベル『〔補説〕 関西では移植ごてなど小形のものをいう』……言われてみたらそう言ってるのを聞いた気もする… …。
2007年10月31日 02:11 by てふてふ
今私が居るのは、真夜中の公園。マツシマ2丁目の、昔馴染みの公園。
ザッ ザッ ザッ
私は幼馴染みの彼女とスコップで穴を掘り続けている。人間を、否、死体を埋める為の穴を。
「あとどれぐらい掘ればいいのかしら?」「いいから掘って!!」
そんなに大きな声を出さなくても良いじゃない、と言おうとしたが止めた。また喧嘩になるに決まってる。
私と彼女は共犯者なんだから。喧嘩したら警察に売られるかもしれない。
「もう、いいかしら?」「そうね。これで入らなけりゃバラバラにすればいいしね」そうアッサリ言ってのける彼女は、微かに笑 っていた。
私達が埋めようとしているのは、私たちの恋人の死体。
彼は私と彼女と、同じ時期に付き合っていた。怒り狂った彼女は私に彼の殺害計画をもちかけてきた。私は、私が彼と別れるから そんな事止めようと説得した。すると彼女は、他にも彼に女がいる事を私に暴露した。それも私や彼女の友達ばかりだと言う。
人に殺意を抱いたのは、それが初めてだったと思う。
私達は計画通り、彼を殺した。
「ねぇ、コンビニ行かない?私、お腹減っちゃた」
「アタシもお腹減ったけど、コレ埋めていかなきゃヤバイんじゃない?」
「あぁ、じゃあ私コレ埋めとくからコンビニ行って来てくれない?」
「わかったよ・・・ちゃんとやっといてね」
そう言って彼女が私に背を向けた、その時。
私はスコップを彼女の頭上に振り下ろした。
「本当は・・・貴女だけ死ねば良かったんだけど」 死体は何も応えない。
時刻は二時半。コレも急いで片付けなきゃ。
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