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挿絵指定作文

自分で間違って消してしまったトピックです。
幸いにも、私しか書き込みしなかった(と祈ります)ので、もう一度作成したいと思います。

この写真の描写をしてください。

ただし脚色は不可です。
つまり、ストーリーを自分で想像してつけたりすることは禁止です。
あくまでも描写。

さきほど私が作った文章を、もう一度アップします。
参考になるかどうかは…微妙。笑

2007年10月21日 00:43  by たろすけ(すけピン)

コメント一覧 10件中、1~10件表示

  • たろすけ(すけピン)さん

    いやいや。
    試行錯誤の、その過程が全部、大事なんだと思いますよ。
    このトピックのおかげで、
    確実に、このコミュの中に新しい知識が蓄積されましたし。
    別に最初から完成形である必要はないと思います。(個人的に)

    って、なんか偉そうですいません(笑)
    第二弾、結構大変そうですが挑戦したいなぁ……。

    2007年10月27日 00:08 by もみじ

  • もみじさん、忙しい中,私の無茶振りに応えていただきありがとうございます。
    無茶といえば、このトピックにも無茶というか、矛盾がありましたね。

    もみじさん,石瀬醒さんの言ったことのくり返しですが、やはり想像というエッセンスを加えないと「シンプルな状況説明」にな りますし、伝えようとする言葉が「非常識な光景」だからこそ小説は面白く、文章(言葉)を多く必要とします。
    しかし、鯨井祥瑚さんの言葉でいうところの「濃淡」をつけないと、読者には読み疲れさせてしまいます。

    すいません。深く考えていませんでした。
    トピックを立てておきながら、皆さんからのコメントで勉強させていただきました。(--;ゞ

    気がつけば第2弾があるようですので、そちらでも挑戦したいと思います。

    2007年10月26日 23:34 by たろすけ(すけピン)

  • 人間の脳が一度に受け取れる情報の量は高がしれてますから、全てを伝えようとしても無理ですよね。却って混乱させ本当に伝えなけ ればならないことが埋もれてしまう。

    何を伝えたいのか意識して、そこを補強していくように言葉を並べていくのが大事なのでは?

    伝えるべき部分は厚く塗り込んでいく。反対にさして重要ではない、流して構わない部分は薄く。一文の中でも濃淡をつける。濃 い影を作ることで陽の明るさを強調する。物語の中で静と動を使い分けるように文でも明と暗をクッキリさせる。

    そんな感じですかね。

    2007年10月24日 00:41 by

  • >石瀬醒 さん

    確かに、そうですね。

    あまり偉そうなことはいえないですが、書きなれていない人の小説って、何から何まで同じ加減で詳細に描写されていて、ときど き読むのが辛かったりします……。

    光景の平均値を知っておく……かなりのバランス感覚が要求されますね(笑)

    2007年10月23日 23:48 by もみじ

  • 情景の描写、特に視覚的情報の描写には、2通りのものがあると思います。
    >男がコーヒーを飲んでいた。
    これだけでも、ある情景が読者には伝わりますよね?それはおそらくスーツを着た男が、スタバ風のカフェで白いカップからコー ヒーを飲んでいる姿ではないでしょうか。
    それは、日常私達が目にする「コーヒーを飲む」光景の平均値です。
    「その行為」としてのスタンダードを表現したい時に、下手に
    >男は骨ばった右手でカップを支えていた。
    だの
    >左脚を上に脚を組んでいた。
    だの書いて、しかもそれが後の展開に全く必要の無い情報であったりすれば、単に読者の読む気を萎えさせる冗長な文章になりま す。
    しかし、「デスノート」のLのコーヒーの飲み方ならどうでしょう?
    >男は、汚いものにでも触るように人差し指と親指のみを使ってカップの耳を持った。
    >口からカップを迎えに行くように顎を突き出してコーヒーを飲む様からは、その男が世界有数の頭脳を持っているなど、とても 信じられなかった。
    くらい書かなければ伝わりませんよね?
    つまり、「常識的な」風景は、ある意図(例えばそれが運命の人との出会いであれば必要以上に耽美的に、饒舌に、とか)を持っ て書く場合以外は、シンプルで当たり前の表現でOK。
    「非常識な」光景を読者に伝えるためにこそ、行数を費やすべきである、と思うのです。

    2007年10月23日 09:15 by 石瀬醒

  • 呼ばれて飛び出て……。
    たろすけ(すけピン)さんに、召還されました、もみじです(笑)

    微妙に実生活が忙しくなってたので、ちょっとサボっていたり。
    脚色と描写……早い時点でちょっとコメントしようと思ったのですが、管理人の立場上思いとどまり。
    だって、なんか、偉そうなこと言えないじゃないですか!(笑)

    いまだに、管理人としてどの程度の距離感でコミュと付き合っていけば良いのか、分からないんですよね〜。
    皆さん、そこまで気にしてないのかもしれませんが。

    まあ、それはともかく。


    ・・・・・・・・・・・・・

    ライオンは眠っていた。
    穏やかな春の日差しが、その全身に降り注ぐ。
    風はない。
    そうだ、もうずっと、風はなかった。

    ライオンの傍らに咲くタンポポは、静かに時を止めていた。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・


    ……えっと、すいません、こんなので。


    私としては、
    写真一枚で客観的事実を知るのは困難。
    故に、この条件で脚色を加えずに描写するのは無理、という考えです。
    どうしても想像で補わなければなりませんから。
    例えば、このライオン、眠ってると見せかけて、実際は死んでるっていう可能性もあるわけで。
    そうすると、眠ってる、っていうのが既に想像の産物ということになりますし。


    そんな感じで、いかがでしょう?(笑)

    2007年10月22日 20:18 by もみじ

  • 石瀬醒さんへ

    私のほうこそ、勝手なルール変更。失礼しました。
    自分でも「描写」と「脚色」があいまいなままトピックを立てたことに、反省点があります。

    さて、石瀬醒さんがおっしゃるように「そう見える」ことによって、描写はずいぶんと変わるものだと思います。石瀬醒さんも「 老いた」という表現をつかっていましたが、私も「老兵」という言葉を使って文章を書きました。
    でもそれが脚色のように感じたので、そのコメントを消そうとしたところで。間違ってトピックごと消してしまったのです。笑

    それはさておき、「見る者の感じ方」を表現してこそ「面白い描写」というのは、私も同意見です。
    特にオリジナルのものを書いている人は、その話の映像は作者の脳内にしか存在しないわけですから「誰でも簡単に想像できるよ うな文章」。それでいて「誰にも想像しえなかった映像を脳内で観せる」。そんな文章力が必要なのかもしれません。


    このトピックについては、まだまだ研究と試行錯誤が必要かもしれません。
    石瀬醒さん、いろいろとご意見ありがとうございます。コメントは削除できません。管理人のもみじさんでなければ、コメントは 削除できませんから。

    そういえば、もみじさんならどんな文章を書くんでしょうね。
    もみじさん、これって迷惑な振りですかねぇ(笑)

    2007年10月22日 14:52 by たろすけ(すけピン)

  • すみません。
    トピックのルール変わってたのに気付きませんでした。
    投稿した後に気付きましたが消せません(汗)
    おもいっきりストーリーです。

    たろすけさん、消しておいてください。

    では、描写(笑)
    ******
    柔らかい日射しの中、老いた獅子は草の上に身を横たえていた。
    眠っているのかと思うと、時折、たてがみを分ける風に驚いたように頭を起こす。
    風は、獅子の髭を、耳を撫でて、傍らの花を揺らした。

    遥か風下で、一匹のリカオンが鼻を鳴らした。
    ******
    描写というものが、誰か(全知の作者を含む)の主観の表現である以上、描写の中に脚色や感情、論理(ストーリー)が入り込む のは必然だと思っています。
    完全に客観的な描写をしようとすると、設計図面や仕様書のようなものになってしまうのではないかと思います。
    実際、推理小説などでは図面や表を使って客観的な事実を描写したりしますよね。
    たろすけさんの文は、シロツメクサとタンポポに焦点を当てて、やや饒舌体でそれらとライオンの「関係性の無さ」を表現してい ますね。「互いに無視しあって存在する花とライオン」その関係を際立たせれば、それは脚色です。
    でも、「そう見える」のだから、それは「描写」でもあるわけです。
    僕は、「見る者の感じ方」を表現してこそ「面白い描写」だと思うので、とてもいい視点だと思いました。
    むしろ、遠慮せずにもっとその視点を掘り下げた方が面白くなったのでは?と思います。

    2007年10月22日 12:51 by 石瀬醒

  •  ずしり、と突然の震動があり、頭上からぱらぱらと土くれが落ちてきた。
    ジェフは半ば睡りの中にいたが、瞬時に目覚め、息を殺した。
     彼は英国特殊部隊員である。彼の部隊は今、アフリカの小国に潜むテロリストの暗殺指令を受け、サヴァンナに展開していた。
    前夜、目標の居る基地から200mの草原に動物の巣穴らしき穴を見つけた彼は、それを掘り広げて掩蔽壕とした。
    穴の上には土と草を配した金網を載せ、草が枯れて変色するまで1、2日はすぐ横を通る者にも見つけられない出来のはずであっ た。
     蓋の上の気配は去らない。
    壕は、彼が膝を抱えるようにして身を縮めてぎりぎり納まる大きさである。上にいるのが敵兵なら、身じろぎ一つ、囁き声一つで 気付かれるだろう。
    ジェフは、首に貼られたマイクのボタンを断続的に押した。
     「こちらキリマンジャロ」
    基地から600mほど離れた小高い丘の上に陣取ったケインからすぐに応答があった。
    イヤホンからの音漏れは無いと思ってよいのだが、声が響いた瞬間、ジェフは身を固くした。
    「コチラM、基地ノ北200m。上ニ何カイル。ミエルカ」
    モールス信号で問いかける。
    「待ってくれ」
    双眼鏡を取り出しているのだろう、ごそごそと音がした。
    「まいったな」
    ケインの舌打ちが聞こえた。
    「ライオンが一匹、花の咲く草原で気持ちよさそうに寝転んでるのが見えるぞ」
    ジェフはパニックを何とか抑えたが、冷たい汗が脇や背中に滲んだ。
    彼は、捕食獣の本能が獲物の恐怖の匂いを嗅ぎ取るのではないかと懼れた。
    「排除デキナイカ」
    「無理だ。基地の中から何人かがライオンを見物している。狙撃は出来ない」
    寝返りでも打ったのだろうか、金網がみしり、と撓んだ。一瞬、むせるほどの獣の匂いがジェフの顔を撫ぜた。
    「気付イタラ、ウツ」
    「此方からもリックに狙わせている。ヤツが腹の下を気にするようなら狙撃する。その後ミサイルで撹乱するから、各自収容ポイ ントまで逃げてくれ」
    「俺ノタメニ作戦放棄スルノカ?」
    「あんたを見殺しにしても、ライオンが装備を掘り出した時点で作戦は失敗だ。ヤツが気付いたら、撤収する」
    基地周辺に潜伏している全員からの、了解を意味するクリック音がカチカチと連続した。

     今日は、めずらしく涼しい日だった。
    草原を渡る風に、獅子は目を細めた。

    2007年10月22日 12:11 by 石瀬醒

  •  シロツメクサとタンポポが背比べをしているような、陽の当たる草原。二、三輪のそれを無視するかのように、そのすぐ傍らで一匹 のライオンが横たわっている。
     左の頬を地面にべったりとつけて、前足を自由な方向に投げ出したそのライオンは、全身で日差しを受けながら眼をつぶってい るから、その姿は昼寝している猫をも連想させる。
     タンポポの英名のdandelionは仏語で「ライオンの歯」を意味するdent-de-lionに由来するが、もちろん タンポポはそれを知らない。
     むしろひと時の憩いを堪能している王者より、昼間のうちは変わることのない強いエネルギーを与えてくれる太陽のほうを向い ている。
     シロツメクサとタンポポ。彼らは太陽に向かって力強く生きたいと願っているようにも見える。




     やはり難しいですね。難しかったのは、「描写と脚色のライン。どこで変わるの?」
    思い出しながら、文章は付け足しました。それでも言いだしっぺがこの程度でいいのでしょうか↓

    だれか、ダメ出ししてください。m(_ _;)m

    2007年10月21日 01:07 by たろすけ(すけピン)