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70年代ハードロック

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URIAH HEEP

 ロックに目覚めた中坊時代。
少ない小遣いでは買えるLPの数も限られ、
BEST盤を購入してはそのバンドの代表曲だけを
聞き込んでいました。
『DEEPEST PURPLE』とか・・・

ある日URIAH HEEPのベストをレコード屋で注文すると、
メーカーにも在庫が無いとの事。
(ブロンズレーベルの販売権の移行時期だったか?)
仕方なくヒープといえばこれでしょ!と
オリジナルアルバム『LOOK AT YOURSELF』=『対自核』を購入。
(この邦題って歴史に残る傑作ですよね?)

1曲目のタイトル曲を聴いた瞬間にヒープの世界に
完璧に嵌りました。
歪んだK・ヘンズレー(リーダーであり殆どの曲を書いている)
のハモンドの音色、Vo D・バイロンのハイトーン、
M・ボックスのワウワウを駆使したGサウンド、
何と言ってもオカルト的な雰囲気さえ漂うコーラス!
アルバム全体が纏う悪魔崇拝的なムードもグーーーッド。

その日以来ボクにとってのブリティッシュハードは、
パープルでもサバスでもゼップでもなく、ヒープと
なったのでした。

 この『対自核』を始めとした3部作とも言える
『DEMONS AND WIZARDS』『THE MAGICIAN'S BIRTHDAY』
はR・ディーンのジャケットに彩られ、どれも傑作なのに、
何故か知名度はパープル&サバスに大幅に劣る、我がヒープ。
ドボジテ?ドボジテ?
(ライヴになると演奏がラフでアルバムの再現を期待する
 フアンの気持ちを裏切るからという説もあり)

当アルバムの中でのお薦めは先のタイトル曲「対自核」に
加えて代表曲「7月の朝」「ラブマシーン」「悲嘆のかげり」
ってとこでしょうか。
(特に「悲嘆のかげり」は独特のへヴィネスに彩られた
 他に例えられる曲の無い凄いチューンです)

 ブリティッシュハード初心者でこれから聴き始めようという人は
(そんな人、今時居るのか?)
必ずこれから聴いて下さい。
後悔はさせません。

PS パープルの『IN ROCK』は『対自核』と同時期に
 隣のスタジオで録音されていたという話をどこかで
 読んだのですが、本当でしょうかね。



2014年07月03日 16:26  by hydehito

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