映像表現と言語表現
反則かもしれませんが・・・
↓のURL(youtube、世界のCMからの一編です)の動画のエピソードを文章で表現してください。
http://jp.youtube.com/watch?v=71uoDpxb2Uw
ただし、シーンをなぞるのではなく、文章だけを読んで動画を見たときと同じような感動を読者に与えることを目指してもらいま す。
映像は「目撃」するものですが、文章は「理解」するものです。
最後のシークエンスで謎が解き明かされ、感動が湧き上がるようにするには、構成自体を変える必要があるかもしれません。
2008年08月21日 17:10 by 石瀬醒
宣伝。こっちでもしときますね^^;
あの文にはそこまで深い思いが……!!?
ってか、凄いですね、そこまで深く考えた上で書くなんて! え、プロ? 見習いかなんかですか?
まぁ、とりあえず、凄いですね。
その、想像力と深く考えることの出来る思考は見習いたいものです。
基本、勝手に話を作って、書いているだけなんでそういう考え方をすることがありませんでした。
良い、経験になりました。ありがとう御座います! 卒業します(ぇ
いや、嘘ですよww
こういう取り組みの中でより深く考えていけるように頑張ります^^
私の作文バージョンですが、まあ、人物名なんかは全く創作ですけど、実は理詰めでこの形になりました。
妹が、お兄ちゃんの頭の毛が無いことを知っていたということから、以前に病院に見舞いに行ったことがあるのがわかります。( 癌患者の頭髪が抜けるのは、放射線治療によってなので、入院前ではありえない)
そうなると、一度は連れて行ったのに、お兄ちゃんの退院(少なくとも一時退院)に連れて行ってもらえなかったのは、前に行っ た時に、騒ぐか泣くかしたからだと想像できる。
いたずらっ子な娘が、頭をざくざくに切って現れたら、お母さんは「またイタズラして」と思うだろうなぁ。
その子が、お兄ちゃんに「はい、お兄ちゃんの無くなった髪の毛」という風に毛を差し出したとき、はじめてお母さんには娘の行 動の意味が分かる訳で、その瞬間、感動するだろうなぁ。
では、騒ぐか泣くかした娘が、一方で親身にお兄ちゃんのことを心配していたというのは、どんな状況なんだろう?(お兄ちゃん のことを可哀想と思っていなかったら、自分の髪までは切らないだろう)
お兄ちゃんが苦しんでいるのが分かっていながら、怖がったり帰りたがったりする状況って、どんなんだろう?
病院の雰囲気や、お兄ちゃんの苦しそうな様子、そして、この映像のテーマである、毛の抜け落ちた頭が、彼女にはショックで、 それで動揺したんじゃないだろうか…
と、けっこう人物の心理を詰めて行って、辿り着いた設定だったりします。
創作において「自分の頭の中の物語の、どのシーンを書いてどのシーンを省くか」を考えるのに、他人の作ったもののシーンから 、それの意味するところを考えるのは、役に立つと思います。
2008年08月22日 17:51 by 石瀬醒
コミュの宣伝、ですね。
ふふふ・・・
それがわからんのですよ!
とりあえず、自ブログで宣伝しましょうかねぇ・・・
2008年08月22日 17:01 by 石瀬醒
あ、お兄ちゃんなんだ・・・・。
つい、テレビとかで見る急激に体が歳をとっていくあれかと。。
例(?)の話ちょっと広げすぎかと思うんですけど。。。
もう、CMの中の話では留まらず何やらドラマが勃発してますよ・・w いや、感動的な話になってていいですが。
レベル高いですねぇ・・・・。
あ、話し変えますが、コミュの宣伝とかできないもんですか?
さすがに淋しいと思うのですが。
例、では無いですが、私なりの文章化です。
映像は、なんの注釈も無く出来事を見せるものなので、事実を並べていって、最後にその意味が判ったところで人を感動させるこ とができます。
元のムービーのように、「少女のとる謎の行動」→「病気の兄を思っての行動だった、という謎解き」という構成です。
しかし、言語表現は「意味の無い光景」より「人の思い」を描くのに適しているので、光景を並べていって最後にその意味を明か すより、思いを並べていって、最後に全てを結びつける光景を描く方が、ドラマチックになると思うのです。
例えば、映像では「少年の毛の抜けた頭」を見せることで「癌治療」という意味を見る者に理解させますが、文章にするなら逆に 「癌を治療している」ということは書いておいて「放射線治療で毛が抜け落ちている」という事実の方を隠す、隠すと言うか、次の展 開への伏線とするのが適していると思うのです。(『それにあの頭…』という部分です)
文章化バージョンで勝手に人物に名前が付いているのも、過去の情景が追加されているのも、「最後の光景」にいたる「人物の思 い」に重み(必然性)をつけるためです。
まあ、『ワンピース』で最後の決戦前に登場人物の過去が描かれ、その戦いに主人公サイドが勝つ”心情的理由”が強化される、 あの手法と一緒ですw
2008年08月22日 11:55 by 石瀬醒
2
アン・ブルームは、自宅のドアの前で涙を拭った。
癌は、ようやく息子、ヨアンを手放した。
明日以降も暫くの投薬と、定期的な検査はしなければいけないが、7歳の息子の小さな体は、過酷な治療を耐え抜き癌に勝ったの だ。
いつまでもドアを開けない母に、ヨアンがけげんな目を向けた。
放射線治療の影響で頭の毛がすっかり抜け落ちてしまって以来、片時も手放さなくなった帽子の下からのぞく顔には、久しぶりに 家に帰れる喜び以外、何の屈託も見えない。
「神様、こうしてまた皆そろって家に帰れることに感謝します」
心の中で呟いて、アンはドアを開けた。
「皆、じゃあなかったわ」
目の前に立つ小さな姿を見てアンは思い出した。
「それにしても…どうしたの、その頭…。まるで、芝刈り機に捲き込まれたみたい…」
ヨアンの小さな妹、エリサは、長かった自慢のブロンドを、どうかしてすっかり切り取ってしまった様だった。
今朝家を出るときまでは、肩まで伸びた綺麗な髪の、お人形さんのようにかわいい娘だったというのに、今目の前にいるのは、ま るで災害現場から救出されたばかりの子供。
「エリサ、お兄ちゃんの帰ってくる日くらい、いたずらせずにじっと待っては…」
母の小言は途中で消えた。
エリサが、スカートの上に溜めた自分の毛を、ヨアンに向かって差し出したのだ。
幼い娘は、彼女なりに「お兄ちゃんが今一番欲しいもの」が何なのか考え、拙い手つきで自分の髪を刈り取ったのだ。
退院してくる兄へのプレゼントに。
母の目に再び涙が溢れた。
「ありがとう」
微笑みながら、兄は、ここ2ヶ月人前で脱いだことが無かった帽子を脱いで、妹に被せた。
2008年08月22日 11:31 by 石瀬醒
1
エリサ・ブルームは不満だった。
ベッドに逆さまに寝ても、気持ちは晴れなかった。
大体、ベッドの頭の方と足の方を逆に寝るのが禁止だなんて、お母さんは細かすぎるんだわ。と思った。
細かすぎるから、この前家族でお兄ちゃんのお見舞いに行ったときに、アタシが病院の中を見て廻ったり、ジュースが飲みたいと 言ったり、泣き出したりしたのを気にして今日は連れて行かないことに決めたんだわ。
でも、そんなことって、2才の子供にすればごく普通のことじゃない?
病院はなんだか気味悪いし、それに…
エリサは兄の病室に入ったときの事を思い出した。
それまで泣いていた母が、ハンカチで丁寧に涙を拭い、笑顔を作ってからドアを開けたこと。
ベッドに横たわったお兄ちゃんが、こっちを見て微笑み、かすれた声で「…あさん」と言ったこと。
お兄ちゃんから、今年の夏お別れしたひいおばあちゃんと同じ匂いがしたこと。
帰り道にエリサは何度も何度もお母さんに聞いた。
「お兄ちゃん、死んじゃうの?」
お母さんはいつも「大丈夫、お兄ちゃんすぐに良くなるから」と答えていた。
『でも、お兄ちゃんあんなに白くなってたし、辛そうだったし、それにあの頭…』
エリサは、あることを思いつくと、ベッドを飛び出した。
結局、お母さんは正しかったんだわ、だって、お兄ちゃん今日帰ってくるんだもの。
また一緒に遊ぶようになれば、すぐに白すぎる色は元に戻るわ。
でも…
2008年08月22日 11:27 by 石瀬醒
あぁ、とりあえず、書いて見ました。
少女の幼さは出ていませんが、大体の状況は分かる……かな?
ってか、始まりが下手ですみません・・・・。
ベッドで転がっていた私は、ふとベッドから飛び起きて窓から外を覗き込んだ。
窓の外を見た私は急いで洗面所へと向かう。そして、そこにあった緑色の袋の中身を床に撒いた。
私は袋の中にあった鋏を手に取ると徐に髪を切っていく……。
走った私は、玄関へと向かう。
ドアを開けるとそこにはパパとママ。それに一人の少女が立っている。
パパとママは私を見ると顔色を変えた。でも、少女は違った。笑ってくれる。
私は自分で切った、自分の髪を少女に手渡す。すると、少女は私に笑顔で被っていた赤い帽子を私に被せてくれた。
私と少女は笑い合う。
正直言って、そのお題は難しいと思います。
やっぱり、例とか必要では・・・・?
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