足首の矯正その2
前出の操作(その1)は、そのものが難しいのです。
簡単で同じくらいの効果があるのは
1. 仰向けに寝て両手を胸の上で合わせる(頸椎への影響を避けるため)
2. 足折れの悪い方の足の指だけを全て広げる
3. 全ての指を反らせて指の付け根を下の方向に伸ばす
4、そのままの状態で 壁に中足(指の付け根)をあてて押すのです
簡単に言うと足指を広げて指の付け根で壁を10秒間押す
これを3回行うのです。
さあ、同側の胸が厚い人は、操作後と比較してみましょう!
操作後に足首の折れが少しは良くなったでしょうか?
毎日やってれば、次第に変わっていくことでしょう。
整体では、こうした一部の運動、一部への押圧、一部への愉気、一部への叩打によって全体を変えていことするわけですが
一般的には、満遍なく全体をマッサージして欲しい左右均等な刺激を希望するという考えに満ちています。
確かに、正體術倶楽部応用編で紹介いたしますIAT(インストラクター・オール・テクニック)は全体をたった一つの操作で一 気に矯正を行うのですが、
それとても左右均等ではなく、その方のその時の歪みにぴったり合ったものを設計して行うのです。
まずは、一般の方々がこうした本当の療術の考えを持つことが必要なのでしょう。
創始者・高橋迪雄先生の時代には、この操作の際に手を胸の上で重ねるという動作はなかったのでしょうが
後年、均整術や整体の指導者によって頸椎への左右に影響を与えるために
こうした安全策がとられることになったのです。
2008年12月14日 19:41 by 正体術指導家神崎
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