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整体のルーツは自力で行う高橋迪雄の正体術

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高橋迪雄先生の弟子、奥村隆則氏

奥村隆則って誰?

ほとんどの方はご存じないでしょう。

操体法の創始者、仙台の温故堂・橋本敬三先生に正体術を教えた方です。

橋本先生の近所で、気持ちのいい方向に動かして治療するのをやっていたそうです。
橋本敬三先生は「気持ちのいい方向に動かして治るのなら、こんないいことはない」と思ったのがきっかけで、以来60年、快コ ースバック運動と瞬間脱力法(その後、変わっていくのですが)を基本とする操体法の完成に、一生をかけることになりました。

高橋迪雄先生の著書に出てくる操法がほとんど矯正方向への動きですから、その動きは、気持ちよい方向ではなく「やりにくい」 「痛気持ちいい」「筋肉を伸ばす」方向ですが、こうして直弟子の方が、「気持ちいい方向」に動かすやり方をメインにされていたこ とからもあの著書「正体術矯正法」にある操法が創始者である高橋先生ならではのものであったと言えそうです。

原理を応用すれば野口整体や姿勢均整術のようにどんどん操法を開発し発展させていけるものです。
創始者の近くにいるとなかなか好き勝手にはできなかったでしょうが、遠く仙台に住む奥村先生はけっこう自由にできたのでしょ うね。

今や高橋迪雄先生も誰もこの世にはいませんから自由にやればいいんですよ。

2008年12月14日 21:45  by 正体術指導家神崎

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